概要
- 身の丈:33尺(約:10.0m)
- 目方:2666貫(9.9t)
- 生育環境:平均水温15℃
『仮面ライダー響鬼』十七之巻「狙われる街」、十八之巻「挫けぬ疾風」に登場(厳密には胃袋が2話続けて、本体は十八之巻から登場)。
地下の水路や地底湖で成長する大型の魔化魍。その名の通り、モチーフ妖怪は大鯰。
成長するために大量の餌を必要とする大食いのために、主に餌となる人間が多く暮らしている里(街)に出没することが多いとされており、それを示すように、劇中では餌を喰らって暫くするとすぐに自身の成長を助ける童子と姫に餌をねだるシーンが存在する。
童子と姫は地面を足で叩いて振動を発生させることにより、オオナマズに合図を送る役目を持つ。
成長しきると全身から振動波を発生させ地殻変動を誘発することで局所的な地震を引き起こす能力を持っているが、その巨体ゆえに水のある場所からほとんど動けず移動能力に乏しい為、触角からアンコウの疑似餌のような胃袋を放って捕食を行う。この胃袋が動く際には「グボー」という音を発する。
この胃袋は消化器官で本体と繋がっており、まるでそれ自体が独自の意思があるかのように動き回って地面の下に潜み、消化液で地面を溶かして落とし穴を作ると、穴に落ちた人間を胃袋に生えた触手で捕えて捕食を行う。そのため、初めて対峙した仮面ライダー威吹鬼は当初その正体を把握しきれず、苦戦を強いられる事になった(正体発覚までは、公式ホームページでも正体が伏せられていた)。
なお、消化液はディスクアニマルや音撃戦士の装備までも溶かしてしまう程に強力な溶解力を誇っており、オオナマズの強力な武器の1つでもある。
ちなみに胃袋自体の戦闘能力は高いのだが、本体はナマズの化け物だけに殆ど水中から動けない為、本体自身の戦闘能力はあまり高いように見えない。
街で童子と姫を発見した威吹鬼との最初の戦いでは、弱点でもある消化器官を「鬼闘術 鬼爪」で貫かれ大ダメージを負い撤退。
その後、本体が東雲地方の地下下水処理場を突き止めた威吹鬼に胃袋を放って迎え討ち、彼が音撃管・烈風を持ってきていなかったこともあって吐き出した胃液で威吹鬼の胸部の装甲を溶かし大ダメージを与えるなど善戦するが、駆けつけた仮面ライダー響鬼に「鬼棒術 烈火弾」を叩き込まれ怯み、胃袋を本体へと引き戻す。
本来は響鬼の様な太鼓担当の魔化魍であったが、天美あきらの到着で音撃管・烈風を手にした威吹鬼が既に鬼石を撃ちこんでいた為、最後まで彼が担当することとなり、最後は水中に潜った威吹鬼の至近距離から奏でられた「音撃射 疾風一閃」を浴びせられ爆散した。
なお、“オロチ現象”の際に胃袋のみが東秩父地方に出現しているが、本体が存在しているのか、胃袋だけが発生したのは不明。
関連項目
ヤッターアンコウ:外見が非常によく似ている