「オラ、ヤッターアンコウダス!」
「アーンコウ!」
概要
ヤッターメカ第3号。アンコウをモデルとしており、水中戦を得意とし、従来のヤッターメカと違いコクピットが搭載される。初登場は初代は第27話、リメイク版は第25話。
メカの素はアンパン型(アンパンはアンコウパンの略)であり、コクピット内部から食べさせることが可能。
初代
真っ白なジト目で、目の周りに赤いラインがある。
水中での戦闘・移動に用いるが、陸上移動や飛行も可能。出動2回目となった第28話では宇宙進出も果たし、38話ではタイムマシンに改造された。
ドロンジョからはナマズ呼ばわりされた。ヤッターキング登場後はヤッターキングに格納される形での登場を除き、最終話まで出番がなかった。
1回の戦闘でメカの素を2回使用する事が多く、この場合の流れは1回目でピンチを脱し、2回目でビックリドッキリメカ出現となる。ファンファーレの音楽はヤッターペリカンと同じメロディだが、音程が不安定なのに加え水中なので泡の音がする。
リメイク版
スペック
全長 | 5m |
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重さ | 3.2t |
最大潜航深度 | 水深10000m |
現代のガンちゃんが初めて設計と製作の両方を行ったヤッターメカ。コクピットが頭頂部に移動し、目はヤッターワンのようなアーモンド型の瞳があるものとなった。各所のディテールも細かく鋭角的になっている。
幅広の足場からビックリドッキリメカを3列同時に出すことができる。この際のファンファーレメカは初代のヤッターアンコウを模したデザインのままになっている。(なお、ファンファーレの音楽は変わっており、ヤッターペリカンと差別化されている。)
一人称は「オラ」または「ワス」。語尾に「~ダスー」を付け、東北弁風の方言訛りの言葉で喋り、時々、方言訛りを交えたラップを披露する。
ガンちゃんの性格がそのまま移植されているが、上記のように芸人のような口調で話を振るため、初登場時は開発者本人であるガンちゃんから本当に自分の性格かと疑われた。また、ドロンジョからはナマズ呼ばわりヒラメ呼ばわり、トンズラーからは田舎モン呼ばわりされ激怒した。
ガンちゃんがメカのモチーフをチョウチンアンコウにしたのは、「不機嫌な顔のアイちゃんがチョウチンアンコウそっくりだったから」とのこと。
ちなみに(モチーフの理由を聞かれたとはいえ)このことを本人の前で迂闊にも喋ってしまい、アンコウのコクピット内で叩きのめされ、すっかり落ち込んでしまった。しかしそれでも、ガンちゃんがアイちゃんのことを普段からちゃんと見ていることに変わりはなく、ヤッターアンコウがガンちゃんの性格とアイちゃんの外見を取り入れているということで、ナレーターからは「二人の愛の形」と評されている。
初代とは違い寒冷地での戦いは苦手である。また、平成版においてヤッターマン基地での格納場所が唯一変わったヤッターメカである。(開発直後はワンやペリカンとは別の位置、途中からワンの向かって右隣となっており、アンコウがいたスペースにはその後ヤッターモグラが格納されている。ちなみにアンコウの位置はジンベエ開発前の35話で既に変わっている)
第40話で初代同様宇宙進出を果たす。宇宙飛行時はウツボ型のブースターを装着する。
また、第57話ではカブトムシの格好になって登場した(ヤッターアンコウ・カブトムシヴァージョン。本人曰く「おめかし」とのこと)
ウツボブースター
リメイク版においてヤッターアンコウが宇宙へ進出するために使用するウツボ型のブースター。
ペットボトルロケットを参考に開発されたらしい。
尚、宇宙進出前提に開発されたため、地上で使った場合はコントロールが効かなくなることも。
劇場版にてブースターを切り離してミサイルとして攻撃できることが判明した。もちろん直後にアンコウは落下してしまうが・・・
実写版
残念ながら未登場。
しかしヤッターマンの秘密基地には、ヤッターアンコウと思われるメカの設計図がある。
もし実写版第2弾が実現すれば、登場していたのかもしれない。
余談
リメイク版においては宇宙進出にヤッターアンコウが選ばれた理由の裏付けがされている。
・ペリカンの場合は単体で宇宙まで行けるが(内部コクピットがないため)気密性に難がある
・ジンベエの場合は大きすぎて小回りが利かない
そのため気密性が高いアンコウが選ばれた、という経緯となっている。