概要
コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)が手掛ける『がんばれゴエモン』シリーズの古参キャラクターであり、ゴエモンと共に同社を代表する看板キャラクターの1人…
…である、エビス丸の偽者がこのオビス丸である。
どことなく愛嬌のあるエビス丸とは対照的に、目つきは悪く、ガラも悪い雰囲気をしている等、いかにも偽者なキャラクターである。
また、エビス丸が関西弁で話すのに対し、オビス丸は広島弁で捲し立てる様に話す。
しかし、自身を「月の光に照らされた美しき"白菊"」と称し、絶世の美男子だと信じて憚らないナルシストである等、エビス丸と似通った内面も合わせ持ち、意外だが美女のナンパが得意。
名前がオビス丸となったのは、エビス丸の「エ」を同じア行である「オ」に代えた物と思うプレイヤーも多いかもしれないが、実際は、月刊コミックボンボン系統の雑誌でゴエモンシリーズの漫画作品を手掛けた漫画家である故・帯ひろ志氏の「オビ」が由来である。
この名前は、元々漫画版オリジナルの名称であったのだが、後の『きらきら道中』でサブキャラクターの一人に昇格してからは、「オビス丸」が正式の名称となっている。
また、漫画版では泥棒活動をしている中、本業が漫画家となっており、きらきら道中編では最後、編集者達に原稿を書くよう追われる姿が描かれている。
なお、きらきら道中にてオビス丸が登場したのは、地球から離れた宇宙であるインパクト星系の一つである森林の惑星「フォレス」である為、この事実を踏まえると、オビス丸は宇宙人(あるいは、地球出身の宇宙泥棒)という事になる。
活躍
奇天烈将軍マッギネス
初登場作品だが、この時はオビス丸が正式名称になっておらず単に「泥棒」と呼称される。
風貌はエビス丸に似ているが、エビス丸の忍装束が青地であるのに対し、こちらは紫地の忍び装束を身にまとっている。
ゲーム中盤にて町中に現れるザコ敵だが、武器をランクアップさせた状態でぶつかると招き猫を取られてしまい、武器がワンランクダウンしてしまうマイナスキャラである為、注意が必要。
漫画版では、前述の通り「オビス丸」の名称で登場。
ゴエモン一行がはぐれ町に戻ってきた際、おみつの家に忍び込んで盗みを働いており、偶然容姿がエビス丸に似ていたのを良い事に、彼に全ての罪を着せて自分は逃れようと目論む。
しかし、エビス丸をオビス丸と勘違いしたのを良い事に、本物の彼を罵倒した際、つけっ鼻であった
鼻が取れてしまい、自分が偽者だとばれて成敗される。
更に、自身が盗んだのがおみつが学生時代に来ていた制服である事が発覚し、ゴエモンによって更なる折檻を受ける末路となった。
きらきら道中
本作より正式に「オビス丸」が名称となった(この頃の表記は「おびす丸」)。
インパクト星系の惑星の一つである森の惑星・フォレスのナンパシティでエビス丸と遭遇。
いがみ合った末にナンパ対決を行う事になるのだが、最終的にはエビス丸に敗北。
勝利したエビス丸が自信を「レギュラー」と称したのに対し、自身は「ポット出の雑魚」という痛烈な皮肉をぶつけられる事になった。
なお、この勝負でエビス丸が勝利すると、特別賞として「バレリーナドリル」をしんぱんくんから手渡される事になる。
敗北後、オビス丸はブスのおばちゃん達に囲まれて、どつかれまくる事に…。
でろでろ道中
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本作では、エビス丸が青地の忍装束であるのと対照的に、赤地の忍装束を身にまとっており、目つきに関しても前回よりも更に悪くなっている。
竜宮エリアの乙姫町の一軒家にて登場。
何故、こんな所にいるのかは不明だが、タンスの方を向いている様子からも、空き巣泥棒を働いていた事が窺われる。
再会したエビス丸の事を早々から「白ブタ」呼ばわりするも、選択肢によってはエビス丸から存在自体を忘れ去られる事になっていた。
相変わらず自信を「天下の美少年」と称する等、ナルシストぶりを見せており、前回負けたリベンジをすべく、カエル山の頂上をゴールとしたマラソン勝負をする事になる。
しかし、マラソン勝負でありながらも、オビス丸はジェット噴射を使って空を飛ぶ等、卑怯な手段を使っていたりする。
尤もエビス丸の方もしゃもじで叩いたり美声のメガホンを使って進路妨害をする事が出来る為、お互い様と言えなくもない。
最終的には再びエビス丸に敗北。商品である「手形」を渡した後、次は負けないと称して、何処かへ飛び去って行った。
関連タグ
奇天烈将軍マッギネス:初登場作品
宇宙人:『きらきら道中』での展開からも、その可能性が高い。