オーディーンMk-2
きぼうのつばさ
バン「仲間と力を合わせれば、大きな力になる!!」
山野バンの新たな専用機であり、アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。本編に先駆け、映画『イナズマイレブンGOVSダンボール戦機W』で先行登場している。
デザインは先代オーディーンを踏襲しつつも、カラーリングはほぼ真っ白で、フォルムも戦闘機をイメージした鋭角的なものとなっており、両翼には実際の航空機同様にナビゲーションライトが据えられている。
先代オーディーンはアキレスのフォルムを踏襲していたものの、顔付きは全く異なり、某アニメシリーズのロボットのような赤顎が目立つ。永久機関「エターナルサイクラー」をエネルギー源とする事で、無尽蔵のエネルギー供給を実現し、圧倒的なパワーと機動力を得ている。
オーディーン同様、飛行形態への可変機構を持つが、エターナルサイクラーからのエネルギー供給もあって通常形態での飛行も可能。飛行形態での飛行スピードはなんと音速を超える。
その他のスペックも今までのLBXとは次元が違い、あまりの反応の速さにバンですら最初は操作しきれない程だった。
また、歴代バン専用機同様、特殊モードとして、「WX(ダブルエクストリーム)モード」を搭載しており、使用時は機体が金色に光輝く。
基本装備は、双槍「リストレイター」と、盾「ネオビームガーダー」。それぞれオーディーンの「リタリエイター」と「ビームガーター」を踏襲したデザイン、性能となっている。ネオビームガーダーの防御力は高く、アニメ版ではミゼルオーレギオン(ナイトモード)に弾かれたソードビットを防いでいる。なお、腰部にはネオビームガーダーのような前掛けがあり、同様の素材で構成されていると考えられる。
細かな注意点だが、先代のオーディーンが装備していた盾は「ビームガーター」だが、本機が装備している盾は「ネオビームガーダー」となっている。
非常に混同しやすいので注意が必要。
これらの武装にも派生が存在し、黄色いオーラで構成された「ディサイダー」や「ネオビームガーダーⅢ」などがそれである。
必殺ファンクションは、槍から無数の光線を放つ「グロリアスレイ」(ゲーム版は(「無印」から登場している技のためか)演出が割とあっさりしている。余談だが、必殺ファンクションは(通常・超必殺問わず)ゲームよりアニメの方が演出が派手になっているケースが多い(特に通常必殺が顕著))。
更に、アキレスD9との合体必殺ファンクション「ダブルレイウィング」も使用可能であり、アニメ版ではミゼルオーレギオンへのとどめの一撃となった。
他にも、映画では先代オーディーンが使用していた「グングニル」、漫画版では「超プラズマバースト」も使用している。
ミゼルによって奪われたオーレギオンに対抗する為に、山野博士らの手によって開発された。ただし、登場はアキレスD9よりも後である。
イカロス・ゼロの「メテオブレイカー」でやっとブレイクオーバーさせるのが精一杯だったベクターを一撃で大破させるなど初陣から大きな戦果を上げ、アキレスD9と共に、人類最後の希望としてミゼルオーレギオンに立ち向かった(ただし、アキレスD9と最後まで共闘する展開はアニメ版だけであり、ゲーム版ではダブルレイウィングでミゼルオーレギオンにトドメを刺す事は不可能である)。
劇場版ではそうした経緯もなく、単に最終決戦用の機体として唐突に用意されたので、性能は全く異なると思われる。
漫画版では、パラダイスの最終決戦でミゼルオーレギオンに破壊されたイカロス・ゼロとイカロス・フォースの後継機として、アキレスD9と共に登場。
かつてレックスから教わった必殺ファンクション「超プラズマバースト」を使い、ミゼルオーレギオンの撃破に成功した。
アニメ版『ウォーズ』の後日談にあたるホビージャパンの外伝『LBX烈伝』では、アキレスD9をそのまま使い続けていたヒロとは対照的に、バンが自らの意思で封印していた事が判明。その代役を務める機体として、アキレスⅡが開発されている。
しかし、後にディ・レギウディアへの対抗策として、大破したアキレスⅡに本機のパーツを組み込む事で改修、改良を果たした「アキレスⅡカスタム」が誕生。
各部に本機の装甲を付け足すだけでなく、背面には本機の腕を除く上半身全で構築された飛行ユニットを装備しており、見た目にもかなりインパクトのある機体となっている。
オーディーンMk-2M(ミリタス)
ゲーム版『ウォーズ』にのみ登場した、オーディーンMk-2のカラーバリエーション機。
白を基調としたオーディーンM(ミリタス)とは対照的に、黒と水色を基調としたカラーリングとなっている。
ラボランクを190まで上げる事で開発可能となるのだが、誰が何の為に設計したのかも分からない、多くが謎に包まれた存在である。