人物
第10話に登場。スターピースがとある怪獣の人形に宿った事で等身大の姿となった上に自我を持ち実体化した姿。右足の裏には「とおる」と書かれている。
その正体は6年前、蔵之助の友達だった日野とおる君という少年の持っていたおもちゃで、当時蔵之助はカスケードンの役でとおる君の持つ「ヒーローマン」という人形と人形遊びをしていた物だった。
二人の遊ぶ時間は決まって15時から17時の間であり、その時間に沿って実体化できる時間も15時から17時の間のみ。
それからとおる君は引っ越す事となり友情の証として蔵之助にカスケードンをプレゼントしようとしていたが、途中で交通事故に遭いとおる君は他界してしまい、さらにその事故により人形は行方不明となってしまう。
そして6年後の現在において「もっと遊びたかった」という想いがスターピースにより人形に自我と実体を与えて姿を現した。
弱点はヒーローマンの技「ヒーローマンパンチ」で、蔵之助はとおる君の両親の家に行き、ヒーローマンの人形をカブタックに託し、トビマスカイを装着してブットビカブタックとなったカブタックによるヒーローマンパンチにより元の人形へと戻った。
その後、スターピースを外されたカスケードンの人形はヒーローマンの人形と共にとおる君のお墓へ飾られた。
ちなみに、そのスターピースは本物だったためカブタックと譲は蔵之助に『亡くなったとおる君を生き返らせる事』に使うのを勧めるが、蔵之助は『いきなり生き返らせたら天国で暮らしてるとおる君に迷惑がかかるから』ということで、『巨大化したカスケードンによって滅茶苦茶になってしまった街を元通りにする』という願いのためにスターピースを使った。
「とおる君、僕にはとおる君みたいに素敵な友達、いっぱいできたよ」
「だからこれは、君が持ってて…」
余談
スーツのマスク部分はのちに『特捜戦隊デカレンジャー』のビース星人ビーリングに流用された。
また劇中に登場したヒーローマンの人形は、バンダイから発売されていた「サウンドバトラーシリーズ ウルトラマン」を改造したもの。
関連タグ
クラーケンマイナソー:『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に登場するマイナソーの一種でこちらもカスケードンと同じく遊びたい(とある父親が息子に対して)という想いが元となって現れた怪物である。