カース・オブ・ドラゴン
かーすおぶどらごん
登場した当時は、ルール上生け贄が必要なく、上級モンスターが数体しか存在しなかったため、青眼の白龍に次ぐ重要度を占めていた。
しかし、今現在となっては、使い勝手の悪いカードとなっている。
ただ、レベル5の闇属性ドラゴン族通常モンスターのため、多くのサポートカードの対象を受けられる。
また、現在猛威を振るっている聖刻やカオス・ソルジャー -開闢の使者-・カオス・ソーサラーなどとも相性が良い。
遊戯王においてかなりの古参だがまだまだ活躍出来るモンスターであろう。
原作『遊戯王』では「王国編」で闇遊戯の主力カードとして活躍。
空を飛べるモンスターがほとんどいない遊戯のデッキにおいて貴重な翼を持ったモンスターとして重用された。
フィールドを焼いたり、融合して空飛ぶ城を撃ち落としたりと出番や見せ場も多かった。
原作では「王国編」以降はカードとしては登場していないが、アニメ『遊戯王DM』ではアニメオリジナルでたびたび使用され、最後の「戦いの儀」(表遊戯vs闇遊戯)でも表遊戯が使用している。
また、初代遊戯王こと東映版『遊☆戯☆王』の劇場版にも登場しており、闇遊戯と海馬のデュエルで闇遊戯が最初のターンで召喚している。
有名なモンスターのようで、召喚した時には観戦していた観客達を驚かせ、召喚した次のターンに装備魔法『大地の龍脈』で強化され、守備表示で召喚された海馬の『ダーク・ゾーラ』を撃破する活躍を見せたが、デュエルが進むといつの間にか場から消滅していた……
本編開始前の時系列であった、『一つのデッキからお互いにカードを引き、弱いカードを引いた方が負け』という一発勝負にも登場している。
杏子を校則違反のバイトをネタに脅してひどいことをしようとした体育教師が引き、このカードを『超強力カード』と称して勝利を確信するほどに大喜びしたのだが、闇遊戯の引いたカードが『ブラック・マジシャン』だったため、敗北することになってしまった。
また、「記憶編」でカリムの精霊として登場している。
ちなみに『遊戯王DM』「王国編」のOPにおいて武藤遊戯を背に乗せて海馬瀬人の青眼の白龍と一騎打ちを繰り広げている。
攻撃力の差は1000もあり、かなり無謀な戦いである。
獄炎のカース・オブ・ドラゴン
効果モンスター
星5/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守1500
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、フィールドのフィールド魔法1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。融合モンスターカードによって決められたこのカードを含む融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン
効果モンスター
星5/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「竜騎士ガイア」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの「竜騎士ガイア」1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ、相手フィールドの全ての表側表示のモンスターの効果はターン終了時まで無効化される。
基本的には「呪われし竜」を優先し「獄炎」は手札事故の回避の為に入れる形になるのだろうか。
PS2版のゲーム『遊☆戯☆王真デュエルモンスターズⅡ継承されし記憶』にも『戦闘を行う場合、その場のフィールドを荒野に変更する』という特殊能力を携えて登場している。おそらく原作での燃え盛る大地の再現だと思われるが、この効果のせいでカース・オブ・ドラゴンは自身の得意な地形である山の恩恵を受けて、バトルで戦うことは絶対にないという残念なことになってしまっている……。
『遊戯王フォルスバウンドキングダム虚構に閉ざされた王国』では遊戯編における孔雀舞の初期モンスターとして登場。同シナリオではステージ18にてモブマーシャルが使用する他、さまようモンスター暗黒騎士ガイアのお供として2体登場する。レベルはガイア共々99なうえ、融合も使用するのでかなりの強敵。モブマーシャルよりも先にガイアと戦うとモブのカース・オブ・ドラゴンがレベル99になると言うバグがある。
『モンスターカプセルGB』でも孔雀舞のステージの主要キャラクター兼モンスターとして登場。意外と孔雀舞との縁のあるモンスターである。