概要
ガメゴンロードとは茶色い色をしたガメゴン属の王といわれ、硬い上に「マホカンタ」や「アストロン」まで唱えてくる強敵である。上位種にはガメゴンレジェンドがいる。
上位モンスターの名前にロードとつくのは、ドラゴンクエストシリーズの戦闘システムに影響を与えたコンピュータRPGの元祖であるといわれるwizardryシリーズでの上級職・君主(Lord)が元となっている。
初登場の『ドラゴンクエストⅢ』では尋常でなく高い守備力に加え、攻撃力・素早のいずれも高水準な上に「マホカンタ」を使用して唯一の弱点である「ルカニ」をカバーしてくる。
めちゃくちゃ硬い上にこちらの攻撃を回避する確率も尋常でなく高く、かなり厄介な敵。
しかし、くさなぎのけんの効果は呪文ではないために普通に有効で、同作の仕様上ルカナンは「敵の守備力を50%下げる」為に一気に守備力200→100まで低下させられてしまう。
内部的には「スクルト」も使用可能呪文となっているが、ファミリーコンピュータ版の時点では設定ミスなのかボツになったのか、使用する事はない。リメイク版以降は「スクルト」や「アストロン」などを使用する事が多い。
「マホカンタ」を頻繁に使う上高い攻撃力を持ち、くさなぎのけんで弱体させれば高ダメージを与えられるようになるモンスターと、『ドラゴンクエストⅢ』における「マホカンタバグ」を使用するにあたって好条件が揃っているために、やり込んでいるプレイヤーからはHP・MPの補給所扱いされる事もある。
『ドラゴンクエストⅤ』では、新たに覚えた「いなずま」を集団で連発するという危険な行動を持った。
更に『ドラゴンクエストⅩ』では全身を甲羅の中に引っ込めて回転しながら炎系ブレスを振りまく火炎放射を使用する。
スライムもりもりドラゴンクエストシリーズでは、しっぽ団の一員としてロードンという年老いたガメゴンロードが登場する。
本作ではガメゴンはドラゴン族とライバル同士であり、同じしっぽ団のドラゴンキッズのドラハルトJr.とは仲が悪い。ドラハルトJr.がスラリンに負けた事を知り、スラリンに勝つことでドラハルトJr.に代わってしっぽ団の四天王の座を得ようとする。
基本的にガメゴンと同じ攻撃を行い、ガメゴン同様に砂の中に潜ってひっくり返す事でダメージが通るようになる。しかし、追い詰められるとステージを水で覆ってしまうため、乱入してきたドラハルトJr.と共闘することになる。
しかし、ダイの大冒険では、超竜軍団属する海戦騎ボラホーンが跨って登場するが、単身現れたポップのベタンで他のドラゴンともども、ともどもあっさり潰された。
さらに持ち主から投げ捨てられた挙句「ひ弱」と言われてしまう。
したがって本編のようにマホカンタを使う描写もなく、使えるかどうかも不明。ちなみに本作のマホカンタは作中で大魔王バーンしか使えない激レア呪文なので、もし使えたらかなり目立つ存在になりえただろう。
ちなみにボラホーンのキャラクター説明で海竜ガメゴンロードと紹介されているが、当時のドラクエ本編で海に出現したことはなく、見た目も陸ガメタイプである。下位種のガメゴンは海にもいるのだが。
ようやく海に登場できたのは、DQ10オンラインにまでなってからになったのであった…………