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プロフィール編集

種族地人族(ドワーフ)
年齢不明
職業鍛冶師
一人称儂(わし)
出身不明
CV辻親八

概要編集

ホライズン一番の鍛冶師である地人族(別名『ドワーフ』)の男。

子供のように背が小さく、ずんぐりとした体型、立派な髭が特徴であり、ファンタジー作品におけるドワーフのような姿をしている。

また、アニメ版では瞳は茶色一色でハイライトのないレイプ目のようになっている。


アリオスの魔王討伐に不可欠な宝具の一つ『真実の盾』回収の依頼を終えて報酬を獲得し、自分の装備を揃えるために訪れたレインに展示してあった武器を持っていくように言った。

しかしレインがこの武器がこの店で一番の代物でないことを問いただされると、その観察力を買ってレインのために武器を作ることを快諾したが、ある理由でミスリルを盗掘されてしまい、鍛冶が困難になった。レインがその依頼を引き受ける代わりに「ガンツの作った武器が欲しい」と提示したことで、レインに信頼を寄せる形で笑顔を浮かべた。


後に、ミスリル山を荒らした犯人の動機が他の冒険者に指摘されてガンツの作った量産品を掴まされたことに因る恨みで「ガンツの職人の誇りと魂を奪う」形で報復を行った事をレインから知らされ、自らの行いが原因でこのような騒動を引き起こした事を思い知り、その行動を悔やんでしまうが、レインから諭されたことで、客を試すような方針を廃止し、レインの為に武器を作ることを約束した。


数日後、エドガーとその走狗となっ騎士団との戦いに備えて鍛冶屋に訪れたレインに、予め完成させた装備『ナルカミ』を渡していた。


キャラクター像編集

とても優れたミスリル製の武器を作れる事で有名だが、一方で作品を自分の子供のように扱う、根からの職人。しかしそれが祟って「強い武器」だけを目当てにレベル(実力や力量)も見合ってない癖に金に物を言わせる冒険者が来る様になり、挙句新しい武器が手に入ればポイの状況に辟易し、「片手間で作った見てくれのいい武器」を店に展示していく事となる。


これは試験でもあり、「この店1番の武器(=ミスリル武器)を売ってくれ」と来た相手にその片手間で作った武器(アニメ版では「程々の切れ味と、耐久性しかない量産品」とも述べている)を薦めて買わせていた。当人としては「見てくれだけで武器を買う奴に売る武器なんてアレで充分」ということであり(一言もミスリル武器とは言っておらず、嘘はついていない)、当然真偽を見抜いた者のみにミスリル製の専用の武器を提供していく、という方針を取っていた。

しかしそれは「自分の武器は至高の品であり、凡人に扱えるものではない」と無自覚ながら他者を見下しており、自らの行いが災いして先祖が遺したミスリルの取れる山を荒らされ、ミスリル製の武器が作れない状況に陥ってしまった。


しかし、真偽を見抜いたレインとの出会いと騒動の解決を経てその考えを改め、客にも武器にも全力で向き会う事となった。


鍛冶関連編集

鍛冶を得意としている地人族の生まれだけあってか、武器屋においてはホライゾンの街で一番と言われている。

片手間で作った量産品でも、それなりに切れ味と耐久性を持っているというものであり、観賞用としては申し分ない。また、試験においても簡単には見分けられないような作りとなっている。


ナルカミ編集

レインの為に造ったミスリル製の一対の籠手。漫画版では『ギミックが複数仕込まれた指脱ぎクローブ』と言った見た目をしており左手にのみ装備されている

レインのアイディアを取り入れて即効性の麻痺毒が塗られた針を射出、極細のワイヤーを射出して対象を捕獲する機能が仕込まれている。

それなりに複雑なギミックをしているのだが、後回しにするどころか、逆に創作意欲が湧いて先に完成した。


カムイ編集

前述のミスリル問題を解決した後に、レインへの成功報酬という形で依頼を受けて作成したミスリル製の短剣で、エドガー編(仮)の後に完成した。

僅かに沿ったような形状の燃えるように赤い色をした刃をしており、最大の特徴は柄の部分にトリガーが仕込まれており、その部分を押すことで後述のギミックを発揮できる。


ギミック編集

レインが契約した最強種の力を蓄えることができ、事前にレインがカムイを所有した状態で最強種と手をつなぐことで、力をチャージする事ができる。

トリガーを引くことで刀身が輝き蓄えた力を使用する事ができる。

ギミックを使用していない素の状態でも木の的を真っ二つにする切れ味を誇るが、ギミックを使用した状態だと、木の的を木っ端みじんにするほどの破壊力を発揮する。

ただし、このギミックは連続使用できず、一度使用したら24時間のクールタイムを待たないと再使用できないという弱点が存在する(これを無視した場合カムイが壊れてしまうリスクが高い)。


名工であるバゼルフが作っただけあって、使い心地も重量もかなり良く、切れ味も抜群である事から依頼したレイン本人も「俺が知る限り、最高の短剣」という評価をしている。

また、このカムイ自体が、『最強種と契約したレインが使うこと』を前提に作られているため、他の者が使ってもその真価を発揮できない。


人間関係編集

  • ガンツの先祖

遺産の中にミスリルが採れる山があり、それが貴重な鉱石であるミスリルを供給できた理由となっている。


ホライゾンの冒険者。ビーストテイマーという職業によってあらゆる物事を観察する彼に並んである武器が量産品であることを見抜き、また彼の人間性を気に入っていた。


竜族の少女。上記の経緯を聞いた彼女は共感していた。

この光景を見たレインは「プライドが高いもの同士、気が合うのだろう」と評した。


余談編集

アニメ版ではレイン一行がエドガーと敵対する山場であるエドガー編(仮)では、ホライズンの街に出現した魔族によって呼び出された魔物の群れから街を守る冒険者たちに自作の武器を提供するという見せ場が追加された。


アニメ版では残念なことに公式サイトで紹介されないという冷遇をされており、(これはヴィラン枠であるアリオス率いる勇者パーティーエドガーは勿論の事、自分と同じくレインの味方枠であるナタリーも同様である)。それに加えて『本作が女性キャラが主役を務める作品』であることと『自分が男性であること』が災いしてか、ガンツはレイン一行の味方という立ち位置のキャラで唯一ファンアートが投稿されていないというのが現状である。


関連タグ編集

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー 鍛冶師

ドワーフ


バゼルフ追放もの繋がりの他作品『「攻略本」を駆使する最強の魔法使い』に登場するドワーフの鍛冶師。こちらもガンツと同様に他人の悪意に翻弄されていたところを主人公と出会って救われ、それをきっかけに主人公御用達の武器職人として、自信作の装備品を提供してアシストする。

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