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学名:Odontolabis cypri Didier et Segui 1953

体長:♂35.0〜68.9mm ♀30.7〜36.2mm(むし社刊『世界のクワガタムシ大図鑑』のデータ)

分布:マレーシア(ボルネオ島)

概要

ボルネオ島北西部特産のツヤクワガタ

頭や前胸は艶消し状の質感があり、黄色~赤茶色の前羽に黒いふちどりがある。また、体毛が多いのも特徴。

本属に属するクワガタの大半の特徴に漏れず、本種も大顎の形状がペンチのような短歯型と、長く伸び大きく湾曲する長歯型、その中間の中歯型に分かれる。

この大顎の形状は身体の大きさに関係なく現れる。

むし社の『世界のクワガタムシ大図鑑』によれば、近縁種で外見も近いゾンメルツヤクワガタ(O somneri)よりも標高の高い場所に生息していおり、灯火によく飛来するとのこと。

エレメコルスツヤクワガタ(O eremicolus)と同種であると考える研究者もいる。

日本での流通はもっぱら標本が主である。そもそもボルネオ便が入り辛いうえに飼育方法も確立されていない所謂難関種のため生体流通は少ない。

前述のゾンメルツヤクワガタ(O somneri)や同じく近縁種のブルークツヤクワガタ(O brookeana)は日中活動し、ココヤシの花に集まることが知られている。

また、低地から標高の高い場所まで広く分布する普通種とされる。

本種の情報は少ないが、標高の違いで棲み分けていること以外はこの2種に準ずる生態をしていると思われる。

こちらは両種とも安定して昆虫の生体輸入がされるインドネシアスマトラ島(ブルークはジャワ島にも分布)にも分布するため、シーズンになると安価で購入できる。

ただし両種とも飼育は確立されておらず難しいとされる。

甲虫王者ムシキングでのキプルツヤクワガタ

2005セカンドプラスから登場。

肩書きは「華麗な流れ星」。強さ120。性格はバランスタイプ。必殺技はチョキ。超必殺わざは「(スーパー)ミストクラッシュ」。なお、この技はプロレスラーであるムシキング・テリー氏が考案した。

アダー完結編でのプロモーションカードで登場した「ムシキング・テリー仕様のキプルツヤクワガタ」は必殺技が「(スーパー)ジェネシス」であった。

なお、あまり話題にならないがムシカードに性格がついてから約2年経って、初のつよさ120のバランスタイプの必殺技がチョキの虫である。

新甲虫王者ムシキングには2016セカンドで登場。階級はR。肩書き・超必殺技は旧作と同じ。

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クワガタムシ オドントラビス属 ユリア100式※劇中にプロレス技の一つとしてミストクラッシュが紹介された

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