概要
東南アジアに分布するクワガタムシ。オドントラビス属(ツヤクワガタ属)。原名亜種がマレー半島に、ボルネオフェモラリスと呼ばれる亜種がボルネオ島に生息する。
大型のツヤクワガタで体長90mmを超える個体が多く、最大で95mmを超えるサイズになる。
前翅は全体が黄色く、中央の展開部分が黒くなっている。ちなみに、前翅の黄色味は死ぬと消える。
また、脚部分や腹部、個体によっては前胸や頭部にも赤みを帯びるため、別名、アカアシツヤクワガタや、チリクワガタに匹敵すると思われるほどに闘争心が非常に強いため、アカアシオニツヤクワガタとも呼ばれる。
大柄な体格に反して異常に素早く、興奮したときの機敏性はとある昆虫を彷彿させるほど。
ツヤクワガタの大型種の例に漏れず、
オスは横幅が大きく、大アゴの力もよく似た姿のカステルナウツヤクワガタと同じほど強い。体長では劣るものの横幅ではツヤクワガタ最大種のアルケスツヤクワガタにも匹敵する。
また、他の多くのツヤクワガタと同様に、本種でも長歯型と短歯型が存在する。特に短歯型は自分に最適な戦闘スタイルを知っているのか執拗に脚を狙い挟み切ってしまうため余程の事情が無い限りは昆虫相撲は避けるべきだろう。
メスの羽はオスと違い、中央の黒い部分がより太くなって大きくなり、三角模様となっている。
そのため、ワラストンツヤクワガタやラコダールツヤクワガタ等の、同じように羽根が黄色いツヤクワガタ類との鑑別がしばしば困難である。
大型種であり色彩が派手であることから、ツヤクワガタの中でも人気の高い種類であるが、ボルネオ亜種は流通量が少なく高価。
飼育はツヤクワガタの中ではそれほど難しくないが、先述の通り、オスは気性が荒いので、ペアリングの際は注意が必要。
甲虫王者ムシキングのフェモラリスツヤクワガタ
2007ファーストで初参戦。強さ140。性格はアタックタイプ。必殺わざはチョキ。肩書きは「マッドボルケーノ」。超必殺技は「VT(ヴァーリトゥード)ブレイク」。
現実世界でのフェモラリスはツヤクワガタの中でも大型の種類であるが先述の通り、旧ムシキングでは強さが低めだった。
- しかも同時に復活したミヤマクワガタ(スーパーローリングクラッチホールドはアダー完結編以前では没データの為、コードフリークなしだと超必殺わざ変更前ムシカードだと究極必殺わざを使えない)と属、超必殺わざ以外が同じだった為、タッグマッチ以外では究極必殺わざの有無で下位互換だった。
新甲虫王者ムシキングでは超神化4弾より参戦。
レアリティはSR(旧作のつよさ160〜180に該当)に昇格。肩書き、必殺技は旧作と同じ。
旧ムシキングにも登場していたムシとしては激闘2弾のヘルマンミヤマクワガタ、フンボルトヒナカブト以来の新規参戦(にして新ムシキング最後の新規参戦甲虫)となる。
台湾版においては激闘4弾の時期における4期公式大会の参加賞として抜擢。
プロモカードとはいえ国内版よりも早い参戦であり、また超神化4弾より登場したムシの中では唯一肩書き、必殺わざの読み上げ音声が用意されていたことから国内版においてもプロモカードとして先行参戦する予定があった可能性がある。
関連タグ
ブルマイスターツヤクワガタ ラコダールツヤクワガタ カステルナウツヤクワガタ(カステルナウディツヤクワガタ) スティーブンスツヤクワガタ