概要
中国南部(福建省、湖南省、広東省、広西壮族自治区、浙江省、貴州省、四川省、海南島)に分布するクワガタムシ。ミヤマクワガタ属(ルカヌス属)のクワガタムシ。
野外最大記録にて体長92.0mmの個体が記録されている。
学名は「Lucanus helmani」。
ミヤマクワガタ属の中でも所謂タテイタ系と呼ばれるグループに属し、当グループの種の例に漏れず華奢な体型と直線的に伸びる大顎をしている。
グループ代表種のタイワンミヤマクワガタ(L formosanus)とは特に近縁で、大顎根本に鋭い内歯(大顎内側の突起)を持つ点や頭盾(とうじゅん、頭部中央の突起)が突出し先端が二又に分かれる点が共通している。
タイワンミヤマよりも大顎が長く伸び、やや先端よりの内歯が小さい。
また頭楯もタイワンミヤマより長く、先端が大きく分かれる。
他種ミヤマクワガタと同様に、標高1000m以上に生息し涼しい環境を好む。
中国の天然記念物に指定されている。
甲虫王者ムシキングでのヘルマンミヤマクワガタ
5周年コレクションカード第1弾で登場。バランスタイプ。必殺わざはチョキ。肩書きは「闘将飛龍」。超必殺技は「(スーパー)ゲキオリ」。
ただし強さは120。カードの体長は前述の野外最大記録とほぼ同じ91mm(強さ140のムシをすべて上回る)なのに…小型甲虫とはこれいかに。
新甲虫王者ムシキングでは階級はSR(旧作の強さ160~180相当)。肩書き、超必殺技は旧作と同じ。
超神化3弾にてSSRへと覚醒。肩書きは「猛将飛龍」、必殺技はアトラスオオカブト同様旧作の究極必殺技と同じ「スーパーゲキオリ」へと変化する。ただし大幅なアレンジがなされており、旧作のローリングクレイドルに近くなっている。