概要
東南アジアのマレー半島、スマトラ島、ボルネオ島に生息するクワガタムシ。カステルナウディツヤクワガタともいう。オドントラビス属(ツヤクワガタ属)。
羽は薄いオレンジ色をしている。ブルマイスターツヤクワガタやラコダールツヤクワガタと並ぶ、羽に色が付くタイプのツヤクワガタの人気種である。
オスの体長が90mmを超えることもある大型種。
大型になると、体の幅も広くなり、迫力のある姿をしている。複眼の後ろに突起が発達する。
自然界では糖液をたっぷり含んだココヤシの花に集まり、傷を付けて流れ出た樹液を吸っているとされている。
多くのクワガタと違って体長に関係なく短歯型と長歯型が生じ、大型の短歯型は同じツヤクワガタであるフェモラリスツヤクワガタやタランドゥスツヤクワガタ、アルキデスヒラタクワガタと並び、最も挟む力が強いクワガタと言われている。
その力は戦った他のカブトムシやクワガタの足や角をへし折ってしまうほど。そのため昆虫相撲では絶対に参戦させてはいけないクワガタといわれている。
また、オドントラビス属の例に漏れず、性格は攻撃的である。
オドントラビス属の中でも人気の高い種であるが、残念ながらゲーム『甲虫王者ムシキング』シリーズには参戦していない。(おそらく、その危険性が仇となったと思われる)
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