ユニヴァースにおいては平凡な宇宙服
しかしそれ故にキャプテンたり得るのだ
概説
『Fate/GrandOrder』に登場する魔術礼装(マスター礼装)。
期間限定イベント「SABER WARS II~始まりの宇宙へ~」のキャンペーンの一環として実装された、FGOとしてはおそらく初となるSF志向のマスター礼装。
イベントのストーリークエスト「テキサス・ビヨンド」の攻略報酬となっており、再入手の機会は現在はイベントの復刻待ちとなっている。
デザイン
レトロフューチャーチックなスペースオペラを彷彿とさせる、丸出しの配管とやたらメタリックでちょっとダボついたデザインが特徴。
ぐだ男は白で統一され、ぐだ子はオレンジ色を基調に胸から内またの範囲が黒地の2トーンカラーとなっている。ぐだ子の方が肩や太ももの辺りがパフスリーブ調に膨らんでおり、逆に黒地の方はリブ生地のようにラインが入っているせいか、ボディラインが出やすくなっている。
令呪は腕にある腕時計型のモニターに表示される形式で、何気に令呪の表示を機械で映すという手法をシリーズでも初採用している。
性能
スキル | 効果 | クールタイム |
---|---|---|
オーバー・チャージャー | 味方単体の宝具威力をアップ(1T)&攻撃弱体状態を解除 | 15 |
スター・ブラスター | 味方単体のクリティカル威力をアップ(1T) | 12 |
エスケープ・ポッド | 味方単体に回避状態を付与(1回3T)&HPを回復 | 15 |
極地用カルデア制服の亜種版という側面を持つオールラウンダー型。
「オーバー・チャージャー」は「2004年の断片」同様の高倍率の宝具威力アップに加え、攻撃弱体化(攻撃力ダウン/Q,A,B各カード性能ダウン/クリティカル威力ダウン/宝具威力ダウン)を解除してくれる。ただ名前のせいでややこしいが、オーバーチャージ(宝具特性の向上)の段階は上がらないので注意。
「スター・ブラスター」は初となるクリティカル威力アップで、こちらも倍率が高くほかのバフと重複させることで「ブラスト【Blast】=爆破」の意味に違わぬ爆発的な一撃を見舞うことが出来る。
「エスケープ・ポッド」は回避と回復の複合という、これも今までになかった複合型で、回復量は最大3,000HPと魔術礼装・カルデアの「応急手当」と同等のレベルまで成長する。ただし極地用カルデア制服同様、回避は3ターン内に1回のみと、急場を凌ぐ程度の効果しかない。……とはいえ、敵から宝具やチャージアタックが飛んでくる状況で、一撃でも耐えて場を繋ぐ―――という意味では侮りがたい性能をしている。
課題となる欠点らしい欠点の無い、かなり高次元でまとまったマスター礼装といえる。
敢えて上げるとすると、スター・ブラスター以外のスキルの回転率が低く、また回避も1回のみとあって、どのスキルをどこで切るかの判断力が試されることになる。
全スキルを活かそうとするとクリティカルスターの生産も視野に入れる必要があるので、クリッター抜きでの編成では腐りやすいという点も欠点と言えば欠点か。
そのため、どちらかというとレイドボス相手での高速周回や高難易度クエストでの短期決戦に向いており、敵が本気を出す前に一気に畳みかけるような前のめりの運用に適性がある。
意外にQuick全体宝具持ちとの噛み合いも高く、宝具威力を上げてスターを量産して「スター・ブラスター」を利用することで、結果的に宝具の連発や更なるスター生産に繋げることも出来る。
ギャグ時空ながらシャレならない難易度に定評のあるユニヴァース次元での活動を想定した、実用性の高さが光る。
入手できたマスターは、機会があれば是非ともその性能を体感し、新たな戦術の探索に乗り出してほしい。
余談
本礼装の実装前から、MARVEL方面のパロディーの一環でタグとして利用されていた。
まぁ、メインヒロインの武器が盾という連想から、超人ヒーローの大先輩を連想するマスターも多かったので、ある意味必然なのかも……。
あとエスケープ・ポッドでコレを連想したやつ、挙手。)ノ