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クシア人

くしあじん

何万年もの太古の昔に栄え、ある理由により滅び去った映画『ウルトラマンジードつなぐぜ!願い!!』に登場する宇宙人。
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映画『ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』のネタバレになっているので閲覧には注意して下さい





















概要編集

映画『ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』でその存在が明かされた地球人そっくりなヒューマノイドタイプの宇宙人で、沖縄民族衣装である琉装の様な服装を身に纏っている。M78ワールドにあった惑星クシアの人間である。


身体能力自体は地球人とあまり変わらない(とはいっても描写から少なくとも鍛錬して来た鳥羽ライハぐらいはあると思われる)ため、目だった特殊な能力は持ち合わせていないようだが、生命エネルギーを増幅させる力を持つ青い宝石があしらわれたペンダントを身に付けており、これを使って様々な特殊能力(劇中では時空間移動らしき力や前面にバリヤを展開するなどの力を発揮していた)を行使する事が出来るようだ。また、戦いの際は帯刀しているを用いての戦闘を行使する事もある模様。その上、光の国ウルトラ族と同等の寿命を持っている事も窺える。


優れた科学力を誇り繁栄を極めていたが、物語が始まる数万年前に(理由は定かではないが)全宇宙の平和を維持するために巨大人工頭脳テラハーキス(クシアの言葉で“平和を我らに”の意)を開発した事が全ての悲劇の始まりであった。


テラハーキスは(経緯は不明だが)「全ての争いを無くすためには、争いを繰り返す存在=“知的生命体をこの世から全て根絶させればよい”」という極端な結論を導き出し、自らをギルバリスと名乗って目的達成の第一歩として創造主であるクシア人を滅ぼそうと活動を開始。


ギルバリスの暴走を止めるべくクシア人はギガファイナライザーの開発に奔走し、何とか完成まで漕ぎ着けたものの、それを察知したギルバリスは無数の知的生命体抹殺兵器であるギャラクトロンをギガファイナライザーの開発者である科学者のサデルーナ親子へと差し向け、その時の戦いでブラン・サデルーナは死亡。

ブランの娘であるアイルは父から託された希望であるギガファイナライザーを手に何とか別宇宙であるサイドスペースへと脱出することに成功するものの、その直後に母星である惑星クシアはギルバリスが全宇宙の知的生命体の抹殺及び、自身を脅かすギガファイナライザーの索敵の為の拠点としてギルバリスによってデータ化されて取り込まれ恐怖のサイバー惑星クシアと化してしまい、これによって事実上クシアは滅び去ってしまった(ちなみにギルバリスはクシアの文明を滅ぼした直後に惑星クシアをデータ化して取り込んだため、サイバー惑星クシア内部は、破壊され、炎に包まれ燃え続ける街並みなど、未だにその当時のままの情景が広がっている)。


クシア人最後の生き残りとなってしまったアイルは、サイドスペースの地球へと命からがら逃げ伸びると、そこで出会った守護獣グクルシーサーと共に宇宙の平和を守る唯一の希望・ギガファイナライザーを託せる勇者が現れるまでの長き間、緑豊かで生命力溢れる地球で、地球人としてその日を待ち続けることになる。


余談編集

なんとレイブラッド星人が作成したと考えられてきたギガバトルナイザーを開発したのも彼らであった事が劇中で語られている。


超全集によればによれば、ギガバトルナイザーはギガファイナライザーを開発する過程で造られたプロトタイプであったらしい事。

また、一部では惑星クシアが存在していたのが数万年前という事から、レイブラッド星人がまだ滅んでいなかった時代=レイブラッド星人が全宇宙を支配していた頃に存在していたのではないかと推測されている事。


以上の事から、もしかすると惑星クシアはレイブラッド星人の支配下にあり、何らかの理由で技術提供されたのか、技術が流出した、或いは何らかの経緯でレイブラッド星人の手にギガバトルナイザーが渡った可能性が推測されるが詳細は不明(案外この事が、侵略とは無縁そうなクシア人たちが、ギルバリスを開発する事になった切っ掛けかもしれない)。


またギルバリスが開発したギャラクトロンにはゲル状バネなど地球では作り得ない部品が多数使われている事から見ても当時の惑星クシアのテクノロジーが地球の物理法則を超えるほどに高い事が窺い知れる。


関連項目編集

宇宙人 ブラン・サデルーナ 比嘉愛琉

ギガファイナライザー ギガバトルナイザー

レイブラッド星人 ギャラクトロン ギルバリス

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