解説
クレムリン軍団のロストワールドへ通ずる黄金のタルを守っている。クレムコインが大好きで(横っちょのギザギザでも嬉しいのだとか)、ロストワールドへ行くにはクレムコインを15枚支払わなければならない(GB版『ドンキーコングランド』では47枚)。
人物
相手がサルでもワニでもクレムコインを支払わないと通してくれないあたりは妙なところ律儀である。したがって見た目ほど凶悪な性格でもない。
とはいえクレムコインにヒジョーにがめついため、払ってくれない相手に対しては「バカモンキー」だの「クソチンパン」だのと、レア社お得意のボキャブラリー溢れる毒舌で散々貶してくる。
やり取り
"モンキ~パンチをぶちこむ"を選択するとケンカを売る事ができるが、彼の持つ「イボイボバット」で場外ホームランにされてしまう。
ところがクレムコイン15枚支払うと、さっきまでの横柄な態度を大きく変えて妙に馴れ馴れしくなる。余りにも熱い手のひら返しっぷりはぶっちゃけちょっとキモい。
全体のやり取りは大体こんな感じ。
""オラオラ、よくきけクソざるがぁ!ケンカはつよいがおかねによわい「地ごくから来た とおせんぼマン」それが、このおれクラッバさまなのじゃぁ~!ここをとおって「ロスト ワ~ルド」へ行きたいならおれさまにクレムコインをわけてあげやがれっ!""
→ クラッバにしはらう - 15クレムコイン
- "クラッバにしはらう"
""友よぉ、このみちをどこまでもすすみたまえ。ほかのだれもとおさないように、まもっていたんだよ!""
""あぁ、今日のであいをわすれないよ、うん。じひぶかきモンキ~さまに、えいこうあれっ!""
- "モンキ~パンチをぶちこむ"(コインが足らない時も同じ)
""コインのかんじょうもできんのか、このアホチンパン!足りんのじゃ~、クレムコインがぁ。""
""かえれ、かえれ、このバカモンキ~!クレムコイン15まい、しっかりかぞえてあつめてくるんじゃ~!""
- "さいなら"
""けっ、サルがけつまくりやがったか!""
""サルものは、ほっとく…。""
GBA版ではバナナコイン5枚でミニゲーム「バグキャッチャー」が遊べる。もらえる報酬はバナナや残機で、フィルムやDKコインなどはもらえないため達成度には影響しない。
何気にクラッバにクレムコインを支払った後でも「モンキ~パンチをぶちこむ」が選べたりする。
結果は支払う前と同じく場外ホームランにされるだけだが。ちなみに喧嘩を売る選択肢が「モンキ〜パンチをぶちこむ」となっているのは日本語だけで、英語では「Fight him!」(クラッバと戦う)となっている。もちろんこれは日本でしかネタが通用しないからなのだが。
なお、コインを15枚以上持っている状態でケンカを売ると、こちらにツッコミを入れながら場外ホームランにしてくるようになった。
GB版では逆に見張り小屋が1箇所に減り、その分出番が減った。「モンキ〜パンチをぶちこむ」選択肢が無くなっただけでなく、コインを渡しても態度が変わらなくなっている。
グラッバ
ワールド3「船のはかば クレムクエイ」のボス。
詳細はリンク先にて。
ドンキーコング64のクラッバ
「ドンキーコング64」にもクラッバの名を持つ敵が登場するが、共通点はクレムリン軍所属・名前・棍棒の3点程度。こちらは小柄な体格の割に巨大な武器を装備していると言う点からカットラスの亜種に近く、日本国外版でカットラスの上位種(資料によって親玉だったり兄だったりとまちまち)という設定。
こちらは本作の雑魚敵の中でも最強クラスの強さで攻守共に高く、攻撃範囲が広い上、数少ない弱点であるオレンジ爆弾を叩き落としてくる。そのため、オレンジ爆弾で倒すには棍棒のトゲが地面に食い込んでいる隙に投げつけるしかない。
余談
過去にレア社が手掛けたゲームボーイ版『バトルトード』にも同名の敵(原語版では頭文字が異なるが)が登場しているが棍棒を持っていること以外は恐らく無関係。
当初は彼がロストワールドのボス(要は裏ボス)になる予定だったが、最終的にキャプテンクルールに変更された。参照