概要
『ドラゴンクエストⅩ』の登場キャラクター。オーグリード大陸のランガーオ村の長。
マイユの育ての父であり、火事で両親を失った彼女に愛情をかけて育てた。
ボリュームのあるアフロヘアーに胸筋を惜しげもなく晒し出す服装という強烈な外見だが、内面は至って常識人である。
「村王(そんおう)」とは聞きなれない言葉だが、役割としては村長と何ら変わらない。
これは恐らく、ランガーオ村で毎年行われている武闘大会の王者が村の指導者になるという慣習のためこう呼ばれているのだと思われる。
かつてのランガーオ村は、オーガ本来の荒々しい生き方が尊ばれており、強者こそ正義で敗者には人権を認めないという因習があった。
そのため毎年行われる武闘大会では、勝者には栄光が約束されるものの敗者はゴミのように虐げられていた。
ある時クリフゲーンは村のチャンピオンであったガガベスという男に戦いを挑むが、思いがけずガガベスを殺して勝利してしまう。
ガガベスの妻とその息子ガガイは「負け犬の家族」として虐げられ村を追われてしまう。
彼はこのことを悔やんでおり、勝負に勝っても負けても相手に敬意を払うという風潮を広め、ランガーオ村の古い因習を拭い去った。
後にガガイが復讐鬼となって訪れた際も、村が変わったことに気づき彼の改心に繋がった。
作中では悪鬼ゾンガロンやガガイ、飛竜たちに襲われたりと傷を負っている描写が多く、その度にマイユや村人を心配させている。
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