もしかして→ゲルドリング
概要
ハイラルの南西の砂漠に位置する男子禁制のゲルドの街。
神獣ヴァ・ナボリスを鎮めるためにリンクはその街の族長・ルージュとコンタクトを取る必要があったのだが、ゲルドの街は「成人前のゲルドがヴォーイと交流すると災いが起こる」という理由で男子禁制の地。当然ヴォーイ(男子)であるリンクは街に入ることができず門前払いを食らってしまう(街の外壁から登ったり、空を飛んで来ても速攻で見つかって追い出される)。
そこで、女装男子のヴィヴィアン氏から衣装を600ルピーで譲り受け、女装の手ほどきを受ける。その際リンクは拒むこともなく、まんざらでもない様子で顔を赤らめたり手を後ろで組んでモジモジしたりしていた。
ちなみにリンクの女装姿は大半のゲルド族からは勿論、砂漠周辺の男達からも「可憐なお嬢さん」と評されるほどかわいい。
これで数多くのプレイヤーの性癖にスイッチを入れてしまったことは言うまでもない……。
淑女の服
『淑女のマスク』・『淑女の服』・『淑女のパンツ』の三点セットのコスチューム。アラビアンダンサーをモチーフにしたデザイン。
防御力はいずれも1固定で強化は出来ない。3点セットで装備すると、多少暑い場所でも平常でいられる「暑さガード」の効果がある(ただしLv1相当なので、場所によっては氷系武器を装備しないと暑すぎて耐えられない)。
ちなみにゲルドの街の一角にある『ゲルド秘密クラブ』では同じく暑さガードの効果を持つ『熱砂シリーズ』という防具も取り扱っている。
こちらは1つだけで「暑さガードLv1」を持っており、2つ着ればどんな暑さにも対応。さらに防御力も強化可能で、2段階アップさせたものを3つ揃えると「しびれダメージ軽減」も付く。
街に入れないことを除けば実質淑女シリーズの上位互換である。
余談
- 女装したリンクは基本的に大半のゲルド族からはヴァーイ(女子)扱いされるが、老齢のゲルド族など男を見慣れた者の目はごまかせない。だからと言って追い出されるわけでもないが。
- ゴロン族はヴァーイ扱いらしい。というより、街でできた同族の友達が男友達なのか女友達なのかわからないと言っていることから『ゴロン族に男女の概念は存在しない』と受け取れる。(しかしゴロン族がタイプらしいゲルド族の女性もいる。多様性?)
- 女装を利用したアイテムゲットのミニチャレンジまで用意されている。リンクを完全にハイリア人の少女だと勘違いしている男を騙して装備を巻き上げる様はまさに厄災リンク(なお巻き上げられた方は、本作には珍しくイベント終了後にフィールドから完全に消えてしまう)。
- なお淑女シリーズでないとゲルドの街に絶対入れないわけではなく、頭部は雷鳴の兜、脚部はサンドブーツやスノーブーツでもOK。雷鳴の兜を着けていると特殊な反応をするNPCもいる。
- DLCで明かされるとある場所で閲覧できる100年前の出来事を綴った日記には、護衛としてついてくるリンクを撒くためにたびたびゲルドの街へ逃げ込むゼルダ姫に困ったリンクがとある人物にアドバイスを受け、街の中に入るためにやらかした模様。
- 公式資料集『マスターワークス』において、衣装関連でどういうわけか淑女の服だけが1ページ丸々使って掲載されている。
- 『厄災の黙示録』のバトルチャレンジ「ミスヴァーイ決定戦」という女性限定チャレンジにゲルドリンクが敵として登場する。クリアすれば衣装が入手でき、リンクの見た目を変更できる。
- 続編『ティアーズオブザキングダム』では族長のルージュ自身が成長したという事もあってか、リンクに対しては特例で街の出入りが許可されている。これにより女装する必要が無くなった為、淑女シリーズの衣装は登場しない。ただし、いくら勇者と言えども一部の恰好をしていた場合は容赦なく牢屋にブチ込まれてしまう。残当。