図鑑データ
「Buon giorno！あたい、マルチェロ級外洋型潜水艦だお～！
Mi chiamo Comandante Cappellini！
カッペリーニでいいお。よっろしく！」
マルチェロ級外洋型潜水艦、コマンダンテ・カッペリーニ。概要だお！ さあ、敵も味方も、かき回すぜ～！
2023年夏季イベント『反攻上陸！ノルマンディー上陸作戦』E-5のドロップ艦として登場。
イタリアン艦娘としては2隻目の潜水艦娘である。
彼女より6年前に実装済みのルイージ・トレッリ同様、枢軸国3カ国に所属した史実に合わせて形態ごとに名前が変わる仕様となっており、二度目の改造によりドイツ海軍所属「UIT-24」、更に三度目の改造をすると日本海軍所属「伊503」となる。ただし改造後の弩の形態でもカードでの振り仮名表記では入手時の「コマンダンテ・カッペリーニ」で一貫している上、艦名変化後に新たなニックネームを名乗る様子はない。
ルイージ・トレッリとは容姿や艤装に共通点が多いため一見すると姉妹艦のようにも見えるが、「Guglielmo Marconi級 4番艦」のあちらに対しこちらは「Marcello級 10番艦」であり、史実での製造時期や設計思想こそ近いものの別の形式となっている（日本の駆逐艦娘で言えば初春型と白露型の関係に近いかもしれない）。
容姿、いけちゃうお？
ルイージ・トレッリとは大きく印象の異なる褐色の肌をしており、後述する改装時の掌や足裏を見る限り日焼けによるものの様子。
青緑色のリボンで後ろ髪を左右に分けツインテールにしている。
薄桃色の髪の長さは肩くらいまでのようだが、結っているため正確なところは不明。
服装はルイージ・トレッリと同じく、黒地に緑色のラインの入った水着、同色のライフジャケット、それにサイハイブーツ。
改造で所属が変わると表情と衣装が変わる。
C.Cappellini改(Lv30で改造可能)
「Buon giorno！マルチェロ級外洋型潜水艦だお～！
Comandante Cappellini！
ammiraglio.あたいは今日も元気さ！」
改造により艤装から単装砲がなくなり、背景も金色に変化する。
この辺りはルイージ・トレッリと同じだが、彼女の場合は立ち絵も若干変化しており、伸びをするようなポーズだった未改造時と比べ向きはそのまま肘を曲げており、また表情から微笑も消えている。
UIT-24(Lv40で改造可能)
「グーテンターク！ あたい、マルチェロ級外洋型潜水艦カッペリーニ！
じゃなかった、今の名前はUIT-24だ。今は輸送潜水艦なんだー。
極東、日本までいくおー。頑張るぜー！」
史実通りドイツ海軍所属に変化。ルイージ・トレッリ同様、それまで着用していたライフジャケット風の潜水服から黒いボディスーツと黒スク水を併せたような制服へ変化し、加えて頭のリボンも青緑から黒へ変化している。また改で微笑が消えていた表情も変化し、こちらへ歯を見せて笑いかけるようになる。
伊503(Lv55で改造可能)
「あたい、マルチェロ級外洋型潜水艦、カッペリーニ！
……じゃなかった！ なんだっけ～！ そうだ、伊号！ 今は伊号潜水艦、伊503だお！
まだまだがんばるぜ！ やるぜ～、戦うぜ～！」
Lv55でこれまた史実通り日本海軍所属に変化。やはりと言うべきか、制服がこれまでの黒系統のものから『白スク水』に変化する。無印から装備してる艤装自体の色は特に変化はみられない。リボンも再び変化し、今度は黒から赤になっている。又ポーズは入手時と同じものに戻っており、表情も笑顔のままながら若干変化する。ちなみにこの『白スク水』、被弾しても破けない脅威的な性能だった伊504のようにはいかなかったようで、中破時にはかなり派手に破けてしまっているが、その際、この人よろしく全身きれいに日焼けしていることが見て取れる。
ハロウィンmode
2023年10月11日のアップデートではハロウィン衣装をお披露目。
悪魔をモチーフにしたらしき仮装をしている…のだが、その衣装が通常絵の時点でかなりきわどい代物で、なんなら普段のほうが露出が少ない始末。案の定、実装にあたっては「今回も色々な戦いがあった」らしい。
ちなみに改装段階に応じた差分も実装されていて、UIT-24では左足のみのガーターリング、伊503ではコウモリの形をしたボディシールが追加される。
性格、なるほどだお。さてはて、どうなる？
一人称は「あたい」。提督のことは「ammiraglio」と当初呼んでいるが、改造でUIT-24になると「Admiral」、伊503になると「提督さん」に変化する。
江戸っ子を思わせるような雰囲気のやや男勝りな口調だが、ふた昔ほど前のネット社会における某AAを思わせる語尾「～お」を頻繁に用いており、喋り方はかなり特徴的。その言動にどことなく七駆のあの人に似たものを感じる提督もいるとかいないとか。
見た目の割にお酒は飲めるらしく、時報ではワインを飲んだり提督に勧めてきたりする様子がある。また、料理についても、深夜と朝の2回ほどパスタを茹でている様子がある。ちなみに深夜には自身の名前に因んでか「カッペリーニ」という種類のパスタを夜食としているが、実はこれ、素麺並みに細く火の通し方がとても難しいことで有名。それを難なく茹でているあたり、もしかすると料理の腕はかなりあるほうなのかもしれない。
あまり細かいことを気にせず、意外と見た目相応の幼さを伴いつつマイペースに動く性分のようで、夜戦突入時にも「トマトパスタでも作って食べて寝てたい」と言い始めるほど。
一方で、史実において大西洋で魚雷よりも砲戦による戦果が目立っていたためか、戦闘時には所謂スナイパーとしての言動が多い潜水艦娘の中では珍しく血気盛んなファイターのような台詞を口にする。
なお、長旅の果てにやってきた日本での生活については「永住したい」とまで口にするほどに気に入っている様子で、被弾時にもこのことに触れている。
時報でも相変わらずのマイペースぶりで、秘書艦の仕事を始めたと思ったら午前2時ごろから暇を理由に上述の夜食を作り始め、出来上がったパスタを「悪魔的」と言いつつ食し、ついでに寝酒としてワインを飲んだつもりが結局徹夜となっているほか、午後3時にはコルネット（日本のチョココロネの生地をクロワッサンに置き換えたような菓子パン）をたくさん持ち寄って軽く1時間以上おやつの時間に費やし提督に窘められ「おやつ時間は大事」と軽く抗議したりしている。
また、自身と同じく大西洋と日本を行き来したはっちゃんや自身とともに数奇な運命を辿ったルイージ・トレッリにも話しかけているが、やはりというか日本に来てからのルイージの呼び名についても「いいんだよぉ細けえことは！」と特に気にしていない。
そんな彼女でもやはり某アル重は脅威のようで、提督にせがんで間宮に連れて行ってもらった際、騒いでいるのが彼女（およびそれに必死で対処する姉）とわかると「見なかったことにしよう、てか、見つからんとこ」とノータッチを決め込んでいる。
装備換装の時に「アクィラ3」なるコールサインについて「知らねーし」と語っているが、これは史実での輸送船への改造・日本への派遣に際して与えられたコードネームである。
性能、なんとかなるっしょ。今までなんとか、なったし！
C.Cappellini
火力：19/雷装：65/対空：15/耐久：10/装甲：18/回避：44/運：33(72)/装備スロット数：1
ルイージ・トレッリと比べ耐久値（-1）・対空（-3）・索敵（±0）以外のすべてのステータスで上回っており、特に火力では倍近い差をつけている（+9）。なおこの火力を上回る潜水艦娘は伊400くらいしかおらず、実装時点で単独2位の高値。
総じてかなり攻撃寄りのステータスとなっているが、上述の通り対空値もきちんとついており、この点ではルイージ・トレッリと同様。
C.Cappellini改
火力：2/雷装：33/対空：18/耐久：11/装甲：19/回避：58/運：35(77)/装備スロット数：2
改造前と比べて対空が多少上がった代わりに攻撃向けの各種ステータスが大きく下がっており、火力に至ってはルイージ・トレッリをも下回り改造前の1割ほどにまで下がってしまう。
ドラム缶が搭載可能となっているため輸送艦としての起用は十分可能だが、肝心の攻撃力が心もとないため、こだわりが無ければ次のUIT-24へ改造できる練度まであえて改造せず運用するのも一手。
UIT-24
火力：14/雷装：56/対空：25/耐久：12/装甲：20/回避：65/運：35(77)/装備スロット数：2
ドイツ海軍所属仕様となり、C.Cappellini改から（据え置きの運を除き）各種ステータスが上昇。大きく上回る雷装以外では概ねUIT-25との相互互換と言えるものに落ち着いた。
ただし機銃を搭載することで対空カットインを発動できたUIT-25と異なり、搭載自体はできるものの対空カットインまではできないため注意が必要。
伊503
火力：18/雷装：70/対空：29/耐久：13/装甲：22/回避：68/運：43(93)/装備スロット数：2
日本海軍所属仕様に変化し、各種ステータスがさらに上昇。さすがに火力はC.Cappellini時に及ばない（-1）ものの誤差の範囲内にまで回復したほか、伊504と比べ耐久で下回る（-1）代わりに火力（+3）・雷装（+2）・装甲（+1）・回避（+4）・運（初期+3、最大+8）で上回るようになった。
運の値が高いため魚雷カットインの使用に向くほか、上述の対空カットインこそ使えないままながら対空値は全潜水艦娘における単独1位の高さとなるため、一部のマンスリー遠征を成功させる上でステータス合計値の底上げにも役立つなど、使い道は意外と幅広い。
ちなみに耐久面について、一見すると値が小さいぶん伊504より不利なようにも見えるが、実はこのほうが運用面では都合が良かったりする。というのも、この段階で彼女が中大破となるHPは6以下。つまり7までなら小破で踏みとどまれるのだが、この数値は所謂カスダメが0扱いとなるギリギリのライン。つまり装甲を抜かれるような強烈な攻撃を受けない限り、敵の攻撃を小破で耐え続けることができるのだ。
もっとも、実装時点で通常海域「南西諸島海域」にさえ対潜装備を積んだ敵駆逐艦が出没するのが当たり前とあっては、そこまで大きく役に立つものでもない話ではあるが。
ややっ、新しい余談だお！
同期実装のサーモンとともに、同じイベントで複数実装された潜水艦娘の一隻。
なお、複数の潜水艦娘が同じイベントにて実装されたのは、2017年冬イベント「偵察戦力緊急展開!「光」作戦」における伊13・伊14以来6年半ぶりのこと。ただしそちらは同型艦2隻の同時実装で、全く別形式の潜水艦娘2隻となると、なんと2013年秋イベント「決戦!鉄底海峡を抜けて!」以来およそ10年ぶり。
ちなみに、枢軸国側・連合国側双方の潜水艦娘が同じイベントにて実装された事例はこれが初となる。
彼女の画像をGoogleなどで検索する場合、彼女が自称する「カッペリーニ」のみで検索してしまうと上述したパスタの画像が多数ヒットする他、「コマンダンテ・カッペリーニ」でも2022年にフジテレビ系で放送された二宮和也主演のドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」の画像などが表示されなかなか彼女の画像が引っ掛からない。速やかに検索したい提督には「コマンダンテ・カッペリーニ 艦これ」等のひと手間加えた検索がおすすめ。
なお、本艦の史実を元に作られた映画『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』が2024年7月5日に日本で公開された。
…のだが、映画公開日に突如としてこの映画が艦これとコラボを発表、艦娘コマンダンテ・カッペリーニが映画の公式サイトにコメントを残していた。
しかもこのコラボ、映画側からのオファーによって実現したらしく、突然の発表やキービジュアルとも相まって、提督たちは（またも）困惑したのだった。
Grazie！ 関連イラスト、助かるお。
関連タグね。待ってて、あたいが取るよ。これかいな？
カラビニエリさんこっちです：無印＆改段階にて彼女に不埒な事を働こうとする者がいたら此方へご一報を。
ゲシュタポさんこっちです：UIT-24はドイツ海軍所属につき通報は此方へどうぞ。
憲兵さんこっちです：伊503では日本海軍所属となるため通報にはこちらを使用されたし。
