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ゴースト・シャーク

ごーすとしゃーく

『ゴースト・シャーク』とはアメイジングD.C.より発売されているパニック映画である。
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誕生! 幽霊のサメ映画!!編集

かの有名なサメ映画ジョーズ(1975年)の誕生から、パニック映画の主役モンスターとして登場する事が増えたサメ。そして2013年には今や伝説となろうとしている低予算パニック映画の名作シャークネードが誕生。以来更にサメモチーフの映画が増える傾向がある。

そしてシャークネードの同年2013年に誕生、2014年に発売されたのが『ゴースト・シャーク』である。


あらすじ編集

ある夜、ボートで釣りを楽しんでいた一行の竿に掛かったのは巨大なサメだった。しかし恐怖のあまりサメを撃ち殺してしまった彼らを、復讐のため蘇ったサメが襲う……。それから数日後、人ごみで賑わうビーチが騒然とする。青白く光るサメが出現し、人々を襲ったのだ! その惨劇が去った後に現場についた地元警察は、話を信じようとはしなかった。偶然居合わせたエバと妹のシスリー、友達のブレイスは犠牲者の残したビデオカメラに光るサメの証拠をつかむ。しかし警察は彼らの証言を真に受けることはなく、被害は拡大。ゴーストと化したサメは、水がある場所はどこでも出現出来る。豪邸のプール、シャワールーム、水たまり……。街の至る所に出現し、ひとを襲うサメに住民たちは為す術をなくす……。

(FOXムービーの作品サイトから抜粋 外部リンク参考)


腹ペコじゃ成仏できない!!!編集

巨大化、自然災害(シャークネード)、キメラ化(シャークトパス)など訳の分からない進化を遂げるサメ映画であるが、この『ゴースト・シャーク』はタイトル通り幽霊のサメである。

勝手に釣り上げておいて撃ち殺すとは何事だ!? と言わんばかりに人間に殺された巨大ザメは怨霊と化し暴れまわるのが殆どの内容。

だが特筆すべきは、この幽霊ザメの能力。先述したあらすじにもあるが、このサメはなんと水があればどこでも現れる事が可能なのである。現れる際に水の質量や水面面積の小ささは関係なく、コップ、配水管のパイプ、庭のプール、美女による洗車中の車にかかる水、水さえあればとにかく現れ、ワープしてくるのである。逆に言うなら水さえ無ければ無力化できるが、果たして現代社会の生活の中、そんな場所が存在するのだろうか。事実登場人物達はこの驚異的な能力に追い詰められる。そして雨でも降ろうものなら……。

だが当然ながら餌要員、ではなく主役の人間達もこの事態の解決に乗り出す。だが、そこはやはりパニック映画、そううまく事が進むわけはない。

パニック映画お決まりの話を信じない大人や、どう考えても食われるであろうイケメン美女達の登場。そして幽霊と言う存在の伏線(?)はあるものの、魔術要素まで出て来るトンデモ展開。はたして主人公達は無事ゴースト・シャークを退治、いや「成仏」させる事ができるのか!?


なお、上記見出しの「腹ペコじゃ成仏できない」はパッケージの謳い文句であり、文句自体にも勢いがあり、サメの恨みの強さと執念を感じる文句である(別に腹ペコだから怨霊になったわけじゃないが……)。

またこの手のパニック映画では珍しく、作中何人か子供が死亡するシーンがある。特に重要ではないモブなのだが、過去のパニック映画等ではあまり直接的な子供の死を描く事は無かった。だがこちらではバッチリ食われる。ある意味映像と精神的に最もグロシーンでもあるかも知れない。視聴の際は注意されたし。


評価編集

肝心な作品の評価だが、ネットでの評価を見る限り「可もなく不可も無く」「傑作ではないが、面白い」と言う意見が主になる。ただこの「面白い」と言う評価がギャグに向けての評価で、低評価でも「笑った」「大笑いした」などスリルや恐怖を目的としない視聴者が多い傾向がある。作中の人物は真剣なはずなのだが……これもB級、C級映画の宿命か。

酷評こそされていないが、傑作ではないパニック映画。とにかく特殊能力を駆使して暴れまわるサメが見たいのであれば一見の価値ありかもしれない。


奇妙な偶然編集

余談であるが、上記の解説を読んで「映画観てないけど、このサメなんか知ってる」と思った方がもしかしたらいるかも知れない。

実は人気少年漫画『ジョジョの奇妙な冒険黄金の風』に登場するスタンド使いの一人スクアーロ(ジョジョの奇妙な冒険)と言う人物が居るのだが、このスクアーロのスタンド『クラッシュ』は小さな鮫のような姿のスタンドであり、しかも能力が「水から水へ移動できる」と言うものである。

当然能力としてはジョジョが先であるが、あまりにピンポイントの能力であったためゴースト・シャークが販売された時には、この両作品の関係に注目する者もいたが、ネット内のファンの間で話される程度の話題であり特にゴースト・シャーク側、ジョジョ側の公式も話題に出さない。

ただの奇妙な偶然だったのだろう。


余談編集

『ゴースト・シャーク2アーバンジョーズ』という映画も存在するがゴースト・シャークから無断で作った映画でゴースト・シャークとは全く関係ない。B級映画界は無法地帯か…


関連イラスト編集

彼との共演シーンがCMでよく流れています(ゴーストシャーク談)


関連タグ編集

サメ映画 B級映画


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作品名 映画


外部リンク

ゴースト・シャーク ― https://tv.foxjapan.com/movies/program/index/prgm_id/21434

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