ザベル・ザロック(Zabel Zarock)とは、カプコンの2D対戦型格闘ゲーム『ヴァンパイア』シリーズに登場するキャラクター。
国外版の名前は「Lord Raptor」。
プロフィール
出身 | オーストラリア |
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生年 | 1889年 |
身長 | 180㎝ |
体重 | 39kg |
キャッチコピー | 「死のロッカー」「地獄のメインイベンター」 |
担当声優
概要
フルネームは「ザベル・ザロック(Zabel Zarock)」
生前は若者達から絶大な人気により、崇拝的な支持を得ていたロック歌手。
(ちなみにロックの発祥は大体1950年代、オーストラリアに広まった(=オージーロック)のが60年代とされており、プロフィールと照らし合わせると60〜70代でロックと出会い、そこから上記経歴に至った事になる。それ以前から別ジャンルで名を馳せていたのだろうか)
ある時、自分のファン100人を殺害し、その後自ら命を絶つ。
そして、その残忍な魂に目を着けた闇の帝王オゾムにより、魔の洗礼を受けゾンビとして蘇る凄絶な経歴を持つ(ただし、一部の書籍では上記の殺戮劇からの自殺は “オゾムとの魔の洗礼を交わす代価として実行した” ともされている)。
オゾムから更なる力を得るために殺戮を繰り返す。そして、『~ハンター』のエンディングにてパワーアップを果たし、ザベルは遂にオゾムを亡き者にしようとするが、相棒のル・マルタがオゾムから密かに遣わされた監視役であるのに気づかず、行動が全て筒抜けとなっているなど、自信過剰故に少々間抜けな面を持ち合わせている。
なお、ザベルと出会う前のオゾムは『冥王』ジェダの腹心であり、当主の座を奪うためにジェダを騙して魔界の「扉」の魔力を限界以上に吸収するように仕向けて爆散させる形で謀殺していた。
その後、復活したジェダによりオゾムは消滅し、今度はジェダの力を吸収しようと行動に移すが、『~セイヴァー』エンディングではその強大な力を吸収しきれずに爆発、バラバラになり頭だけになるもどうにか生き延びている。
その末路は奇しくもかつてオゾムに陥れられたジェダと似たようなものであった。
「死体」の共通点からキョンシー(中国の動く死体の怪物)であるレイレイに惚れ込んでいる。言い寄られるレイレイは困っているが、毛嫌いしているわけではないらしい。
ザベル自身の人気もさることながら、ミッドナイトブリスを受けて女体化した姿(=通称「ザベル子」又は「ザベ子」)は、ミッドナイトブリス化したキャラクターの中でも非常に人気が高く、pixivの投稿も専らそちらの方が数が多い。
登場作品
『ヴァンパイア』シリーズ
- 『ヴァンパイア ハンター』
- 『ヴァンパイア セイヴァー』
- 『ヴァンパイア ハンター2』
- 『ヴァンパイア セイヴァー2』
- 『ヴァンパイア クロニクル ザ カオスタワー』
- 『ヴァンパイア ダークストーカーズコレクション』
その他
- 『SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ』シリーズ
- 『namco×CAPCOM』
- 『プロジェクトクロスゾーン』(この作品はジェダも参戦している。そのため上記に記載がある、頭だけの状態になる)
コミカライズでの扱い
1997~2001年に東まゆみが連載していたセイヴァーのコミカライズ・『ヴァンパイアセイヴァー~魂の迷い子~』では、作者の東による強烈な補正が施されて……
等々、原作とは真逆の別キャラな活躍ぶりである。
OVA版
1997~98年に発売された全4巻のOVA「The Animated Series ヴァンパイアハンター」にも登場している。(CV:山寺宏一)
自分を狙う僧侶達を容赦なく殺害するものの、性格は上記コミカライズ版に似ている。
光が差さない、中世ヨーロッパを思わせる世界観にて。ライブ会場にて、自分の演奏目当てにやってきた人間達を楽しませ、その代わりに生気を貰っている。本人曰く「ギブアンドテイクだ」。
自身のライブ会場に襲来した多数の僧侶達(ニンニクや銀の弾丸、火炎放射器などで武装)に狙われ、一度火だるまにされるザベルだったが、自身を助けに来たフェリシアまでも狙い、無関係の相手ですら手にかける彼らの「汚ねえ魂」だと判断し、その場に居る僧侶全員の魂を吸い取ってしまった。
人間の殺害に抵抗はないものの、無関係かつ自分へ警告してくれたフェリシアに対しては、襲われた時に「大丈夫か!」と心配していた。
フェリシアに「あんたも闇の住民?」と聞かれ、「カッコよく『ダークストーカー』と呼んで欲しいね」と返していた。
関連イラスト
通常
ブリス化
人間時代
関連タグ
THE_TRICKSTER:殺人鬼となったミュージシャン繋がり。
妓夫太郎:『元人間である怪物』『筋肉質な四肢と痩せ細った腹部』『人間とはかけ離れた顔つき』などが共通している。