概要
石川県で確認された怪物。
群馬県や北海道でも類似の怪物の目撃談があり、同一の存在である可能性もある。
身体中にはヤマアラシのような長い針が覆っており、顔には円形の口とナメクジのように伸びた三個の目がある。
行動は目撃談によって異なるが、「イトッシャノウ」(金沢弁で「かわいそうに」という意味)という言葉を発し、赤ん坊のような声で鳴くことが多い。
多くは話の中盤で、ガス銃や鉈などでシシノケを攻撃してしまい、最後には災難にあうというパターンが多く、零落した神ではないかとも考察されている。
一部の目撃談で記されている特徴としては、
・ナメクジのように通ったところに粘液がつく
・獣臭い匂い
・魚のように飛び跳ねる
・カモシカを捕食
などがあり、さらに謎を深めている。
インターネット上で幾度か指摘されているが、外見はクトゥルフ神話に登場するキャラクター(旧支配者)のグラーキと大体同じである。グラーキも棘の生えたナメクジ型の怪物で、顔から伸びた三本の触手の先に目がある。
グラーキが登場する小説『湖畔の住人』はシシノケの投稿時点では和訳版は出ておらず、シシノケの話が創作だったならば、投稿者は英語の文献を漁るような熱心なクトゥルフ神話ファンであることが窺える。
目撃談
変なものを見てしまった。
最初の目撃談。石川県のキャンプ場でシシノケに遭遇する。
後日談によるとスレ主は意識不明となってしまったとのこと。
俺が北の大地で試された話
北海道での目撃談。ここではシシノケではなくイッポカシと呼ばれる。
山でよくわからん生き物に遭遇した。
群馬県での目撃談。イノシシのようなシシノケに遭遇する。
【群馬】山でよくわからん生き物に遭遇した。何か有力な情報あったら教えてくれ。
近所の山でシシノケっぽいの見た
群馬県での目撃談。スレ主がシシノケらしき怪物と会話する。
ししんけ
某所(新潟県と推測される)での目撃談。BB弾で猿を撃っていたところ現れた“ししんけ”に追われる。
小学生の頃に見た怪物について書いていこうと思う
中部地方での目撃談。高校生のスレ主が小学生の時に見た怪物について書いていく。
野菜を市場に売りに行く祖母に同行したところ、橋の近くでシシノケと思われる怪物に遭遇する。
シシノケのようなものを見た話
叔父がオートキャンプ場で謎の生物に遭遇する。
「シシノケ」のような毛が生えた巨大なめくじ
毛の生えた巨大なヒルのような生物を熱湯と塩で退治するという、他の体験談とは大きく異なった内容だが、「抱き枕のような大きさ」「毛むくじゃら」「針金のようなものの先にビー玉のような目」など、シシノケを思わせる特徴が多く見られる。
土着信仰
「日刊若葉新聞」氏が体験した話とその友人が体験した話が掲載されている。黒い毛の生えた生物に、熊とも鹿とも異なる動きで追われたという体験と、スキー場でタタリ神のようなものを見たという話。