ここでは『ドラえもん』のひみつ道具について解説する。一般的なシナリオライターについてはシナリオライター及び脚本家を参照。
概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC8巻収録「ライター芝居」。
ジッポライター形の道具で、シナリオを書いた紙を筒状に巻き、挿入口に入れて点火すると、シナリオに書かれた人物達にシナリオ通りの行動を取らせることが出来る。火が付いている間、他者は自力で芝居をやめることが出来ない。ライターの火を消すと効果が無くなる。
ただし、あくまでもシナリオに忠実な行動しか取れない為、誤字や脱字があった場合もそのまま行動してしまう。作中ではのび太が西部劇のシナリオを書いた際、本来なら「おじょうさん はなれててくださいな。これからまっかな血が…」「のび太と共に去っていく」という台詞が、自身の誤字により「おしょうさん はなれててくだちいな。これからまっかな皿が…」「のび犬と共に去っていく」という意味不明の滅茶苦茶な台詞になってしまった(その際、ドラえもんには「もっと国語を勉強をしろよ」と呆れられた)。
周囲の人物は自分の意志とは関係無くシナリオ通りの行動を取ってしまう為、ファンの間では「シナリオ次第では相手を肉体的・社会的な死に追いやることも可能では?」という意見も存在する。使い方によっては非常に危険なひみつ道具と言えるだろう。