概要
爬虫綱有鱗目ヘビ亜目ナメラ科に属する蛇の一種。北海道、本州、四国、九州と周辺の島に分布する日本固有種である。全長70~100cm。体色には幼体と成体は別種かと見間違うほど模様が異なっている。メイン画像の幼体では赤っぽい地色に黒色の斑や横縞があり、かなり派手な模様をしている。成体では斑などが消失し、背部が褐色や赤褐色で、腹側は黄褐色に黒っぽい模様が並んでいる。また、頭部を上から見ると、V字や八の字に見える暗色の模様があるが、この模様は若い者程はっきりとしている。
その名の通り、穴の中や岩の下等によく隠れる蛇で、名前も「地潜り」に由来している。ハタネズミ等のノネズミや、ジネズミ等のモグラの仲間と言った地中に生息している小動物を食べ、それらの巣穴に潜り込んで捕食する。