概要
ティターンズにおけるジムⅡの評価試験機であるジム改高機動型を狙撃仕様にカスタマイズした機体。型式番号RGM-79SR。
主なパイロットはカール・マツバラ。
ジム改高機動型からの主な変更点は増設型バイザー・センサーとロングレンジ・ビーム・ライフルの装備などが挙げられる。
ライフルはガンダムTR-1[ヘイズル]が携行するXBR-M84aビームライフルにバレルとストックを増設したカスタム品であり、例に漏れずT3部隊において試験運用されているEパックを採用している。
バイザー・センサーについてはジム・スナイパーⅡのそれの強化型であり、狙撃時にはバイザー・センサーを下ろして精密射撃を行う。
また、エースパイロット向けの機体であったジム・スナイパーカスタムやジム・スナイパーⅡなどとは違い、あくまでジム改高機動型の狙撃仕様としての性格が強く、基本性能もジム改高機動型に準じる。
バリエーション
高機動仕様
ハイザックタイプとバックパックの接続規格を共通化した「トランスパックシステム」を利用しハイザック・カスタムのバックパックに交換、ロングレンジ・ビーム・ライフルも同じくハイザック・カスタムのビーム・ランチャーに持ち替えた強化型。シールドはガルバルディβの伸縮式のものを携行している。
右鎖骨部のみに開口されていた複合インテーク・ダクトは左鎖骨にも設けられ、ジム改と本機種の間の時期に開発されたジム・カスタムのように左右に有する形となった。
また、本仕様に採用された脛後部の姿勢制御用スラスターは後のジムⅢにも採用された。
ジムⅡや同中距離支援ユニット装備と共に量産機として制式採用されたのはこのタイプだが、携行武装はロングレンジ・ビーム・ライフルに増加サイトセンサーとバイポッドを追加した物になった。
中距離支援ユニット装備
オンラインゲーム『機動戦士ガンダムバトルオペレーション2』に登場。
ハイザック・キャノンと共用の後方支援用キャノン・パックを装着した仕様。
AOZ作中には模型作例以外登場せずトランスパックシステムを用いることで理論上は可能とされる程度の存在だったが、ゲームに登場するにあたってジム改高機動型中距離支援ユニット装備と統合する形で実装された。