機体データ
| 型式番号 | RGM-79U |
|---|---|
| 所属 | 地球連邦軍 |
| 開発 | 地球連邦軍 |
| 生産形態 | 少数生産機 |
| 全高 | 18.0m |
| 本体重量 | 63.7t |
| 出力 | 1,250kW |
| 推力 | 不明 |
| 装甲材質 | チタン系合金 |
| 固定武装 | 60mmバルカン砲×2 |
| 携行武装 | ソナー・ガン、90mmサブマシンガン、炸裂式ハープーン・ガン |
概要
型式番号RGM-79U。
雑誌企画『MSV-R』に登場する、地球連邦軍が初めて開発した水陸両用モビルスーツ（MS）。
一年戦争時、ジオン公国軍の水陸両用MSに対抗すべく複数の案が計画された水陸両用ジムシリーズのうち、最も早く完成した機体である。
素のジムをベース機としてある程度の耐圧化を行った他、背部にバラストタンクと水流ジェットエンジンを内蔵した水中用ランドセルを、脚部に補助バラストタンクを装着している。
潜航方式にはこれらのバラストタンクへの注水に加え、ランドセルに備えられた格納式の潜舵と推進器も併用する「ダイナミカルダイブ方式」が採用されている。これはバラストタンクの容量のみでは潜航に必要な重さを確保できないためで、連邦軍初の水陸両用機であるが故の不完全さの現れとも言える。
また、ランドセルには有線式センサー・ポッドも装備されており、ポッドのみを海面に浮上させて洋上の情報を収集することができる。
機内にソナーの搭載スペースが確保できなかったため、索敵用のソナー・ガンを携行する。
その他の携行武装については『MSV-R』では「不明」とされているが、『機動戦士ガンダムオンライン』といったゲーム作品に登場した際には、ガンダム・ピクシーの90mmサブマシンガンやアクア・ジムのものと同型のハープーン・ガンなどの武装が用意されている。
宇宙世紀0079年11月に試作機がロールアウトし、グアム沖で試験が行われた。同月末に制式採用され、少数ながら実戦配備されている。
しかし、連邦軍の水陸両用MSのプランが後発のアクア・ジムに統合されたため、ほぼすべての機体が一年戦争終戦後に通常のジムへ再改修された。また、一年戦争後に新たな水陸両用機開発のためのテストベッドとして使用された機体もあったが、こちらは最終的に2機すべてが解体されている。
関連タグ
ザク・マリンタイプ - ジオン軍初の水陸両用MS。
