ストンミラー
すとんみらー
メデューサ型メダロット
ぼうや うしろむいてね う・し・ろ(ハート)
メダロット2に初登場。ギリシャ神話に登場する、蛇の髪を持つ怪物メデューサを模したMED型メダロット。
元ネタは目を合わせると石になってしまうが、こちらは後ろを振り向いたメダロットを破壊するデストロイの持ち主。
普段はフェイスガードを下ろして目元を隠しているが、デストロイを発動する時にフェイスガードを上げ、目を露にする。両腕は蛇の頭になっており、ここも口を開いてデストロイを放つ。
ゲーム版ではロボロボ団の女幹部スルメが、カブトバージョンで使用する。
劇中でデストロイを初使用するメダロットであるため、デストロイの仕様に戸惑うプレイヤーもいただろう。
だが、タネさえわかれば対処のしようがあり、スピードを調節すれば倒すのは楽と思われる。
しかしデストロイにハマるとキツくカブト版の中では難所となっている。
後にメダロット4のカブトバージョンにも登場し、ジャクナン小学校の生徒が使ってくる。蟻地獄にはまってそのままデストロイを食らってしまう事もあるため注意。
漫画版ではヘベレケ博士によって強制的にメダフォース(暴走)を起こした状態で登場(おそらくメダリアシステムによるもの)。
自我を失い、体にダメージを受けても、ヘベレケ博士から与えられた『メタビーを倒せ』という命令を遂行しようとする様は、ゾンビのように見える。
前もってメダロッターランキングを操作して天領イッキの順位を上げ、報道局にメダロットの暴走が起こることを連絡し、ストンミラーがメタビーを倒す様を全国に見せつけてメダロット博士の思想を否定しようとした。
しかし、報道局が場を盛り上げるためにセレクト隊を呼んだ事に加え、痛々しい様子でこちらに迫るストンミラーにメタビーが戦おうとしなかった。
セレクト隊にはラストとゴーフバレット軍団を発電所に向かわせて誘導しようとするが、アワモリだけが着いて行かず。彼が操作するアタックティラノとランドブラキオと戦う羽目になる。
アタックティラノやランドブラキオの攻撃を受けても、無視してメタビーに迫るストンミラーに、メタビーはアタックティラノを押し退け、彼女の左目を撃ち抜いて機能停止させる。
漸く止まったストンミラーを見て、メダロット博士は「彼女はすでに自我を失っていた。キミは正しい」と励ますが、メタビーはロクショウの事を思い浮かべて「でもさ、ほかの方法ももしかしたらあったかも。あいつなら、きっとほかの……」と溢す。
セレクト隊の攻撃を受けてボロボロになろうが命令遂行しようとする痛々しさと、フェイスガードを上げた表情は、読者に強烈なショックを与えた。
現に、前話までメダフォースを使いたがっていたメタビーは、この戦いの後からメダフォースについてあまり口にしようとしなくなった。
だが、この戦いや停電騒ぎの隙にラストがアガタヒカルを襲撃し、彼の腕を骨折させてしまう。
これにより、ヒカルが最終決戦に向かえなくなってしまった。