概要
イロワケイルカやコシャチイルカなどの親戚と似た姿をしている。
バンクス半島のアカロア、カイコウラ、テ・ワエワエ湾などが生息地として有名である。
英名は「Hector's Dolphin」であり、ニュージーランドオウギハクジラ(Hector's Whale)と同じく生物学者のジェームズ・ヘクターに因んでいる。
和名の由来は「背びれが張っているイルカ」である。
北島に生息する絶滅寸前のマウイイルカは亜種であり、共にニュージーランドの固有種である。セッパリイルカ自体も絶滅危惧種に指定されている。
特徴的な背びれの形状から「海のミッキーマウス」と呼ばれており、この様な丸みを帯びた背びれは他にはメガネイルカなど数少ない貴重な部類である。なぜこの様な形状をしているのかは、現段階では判明していない。
なお、過去には北島にも生息していたとされており、現在でも偶発的に北島に到達することがある。その際は、マウイイルカと交配するのかは不明である。