食材としてのセンター
アカシアのフルコースの前菜にして究極の蘇生食材。死者を蘇生させられる程の力を持つとされ、アカシアによって存在自体を秘匿されており(故にグルメ神社の食殿も7つである)、クッキングフェスの終盤の第0職員と美食會幹部によるフルコース争奪戦でもセンターだけ在り処は不明のままだった。
IGO第0ビオトープ職員ですらその存在を知らなかったが、千代をはじめとした美食會の連中はこれの存在を知っており、アカシアの元弟子にしてIGO会長一龍が自ら委託した第0職員が情報を流した事が示唆されている。
後に第0職員の光才老がNEOのスパイだと発覚しているが、彼がセンターの情報を流したかどうかは不明のまま。
第二部グルメ界編ではジジの采配でアナザ以降のフルコースを同時捕獲する事になり、アナザからGODまでを捕獲したらエリア1に行き、センターを手に入れる予定だった。
しかし本当の在り処は地球内部35,000km地点、ブルーニトロが地球に投下したグルメ細胞の落下地点にしてあらゆる食材が誕生するエリア0である。エリア1はそこへの通過点に過ぎないがその入口はあらゆるエネルギーを吸収してしまう為、GODを食べていなければカラカラのミイラになってしまう。
GOD捕獲はアカシアとジョア、更に八王まで乱入する戦いとなり、その最中愛丸はブランチにエリア1まで連れて行ってもらい、菌を操る力と食運によってGODを食べずにエリア0に到達し、センターを発見するに至った。
最終決戦後はゾンゲの食運の影響かエリア2全域にセンターが溢れ出て、負傷者の傷を完全に回復させた。
見た目はドロっとした液体であり、摂取すると一時的に全身の毛が抜け落ちるがまるで心臓が何個も増えたかのような生命力に溢れ、呼吸をする度に最高の快感が押し寄せる。更にグルメ細胞の悪魔の「心臓」を制御でき、蘇生食材の名の通り致命傷を受けた者であっても瞬時に癒してしまう。
効能こそまさに人知を超えた神がかり的なものであるが、味についての言及は一切ない。ここまで来ると今更ではあるが・・・
その実態はかつて宇宙から飛来したグルメ細胞核そのものであり、グルメ界をはじめこの世界の生命を形作ったはじまりの食材である。
ゆえにグルメ細胞が具現化した存在であるニトロたちには食することができず、星のフルコースからは除外されていた。
コミックス42巻で判明した捕獲レベルはGODと同じ10000。
なお、数百年前アカシアが怪我を治す際に使っていた「療水」はこれが地表に湧き出たものであり、八王の一角である竜王デロウスが守護しているためこちらも入手困難(実際これを取りに行った三虎が何度も重傷を負うほど)。
ブルーニトロとしてのセンター
全身が黒く、頭頂部に3本の房が跳ねているのが特徴。
出番が少なく、ダイニングプラネットでのジョアの会合で初登場してからGODを巡る最終決戦まで全く登場しなかったが、その間自分のコードネームの通りにアカシアの前菜センターを捕獲していたのであった。
再登場後はテリークロス達バトルウルフの群れと激闘。仲間のペアにセンターを託すが「オレに殺されていればまた復活できる」として殺されてしまった。
これはネオに食い殺された場合グルメ細胞の悪魔でも復活できなくなるので、ネオへの対抗策を知っているものが一人でも残っていればまた対抗出来るという保険のための行為であるため、乱心や裏切りなどではない。
・・・いきなり相談もなく殺された側からすればたまったものではないうえ、ネオの食べたものは吐き出される事で戻れることが発覚したため無駄死にとなってしまった。保険というのはそういうものではあるが。
関連タグ
GOD←センター