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ゼロヨンチャンプ

ぜろよんちゃんぷ

ゼロヨンチャンプとはメディアリングが発売したレースゲーム、そのシリーズの総称である。
目次 [非表示]

きみは・・・そう ゼロヨンチャンプだ!


概要

ゼロヨン(ドラッグレースのひとつ)を題材としたメディアリング開発のレースゲームである。

オートレーシングでも400mの直線を走る競技である為、この作品にはハンドル操作がなくギアチェンジでギアを上手く繋ぎ最高速を叩きだすかがポイントとなる(ちなみにギアチェンジ操作自体は実際のMTのシステムと全く同じである)。

チューンをこなし、パーツを吟味して速いクルマを目指すのは他のレースゲームと変わりはないが、ゼロヨンチャンプシリーズはそのゲーム内容が独特な事でも有名。


メイン画像はゼロヨンチャンプRRならびにRR-Zの主人公・赤沢とパートナーかつヒロインの松永まゆみ。

あまり知られていないが、日本のレースゲームで国産メーカーの乗用車を実名で初めて採用していたりする。トヨタ日産三菱自動車スバルマツダホンダの大手だけではなく、マニアックなメーカーでは光岡自動車まで網羅していた。


アドベンチャーゲーム!?

このゼロヨンチャンプは進行がアドベンチャーゲーム形式で物語が進むという変わったゲームなのである。その為、画面内を調べたり登場人物とのイベントをこなしていく必要がある。無論、ゼロヨンレースが必要不可欠。

当然速いクルマを目指すにはディーラーで購入しなければいけない・チューンにもカネがかかる・・・と、資金稼ぎが必要となりそれゆえプレイヤーはアルバイトを駆使して稼がなければ到底足りない。


ミニゲーム!?

資金稼ぎのアルバイトはミニゲーム形式になっており、それらをこなして初めてお金が手に入る(レースの賞金もあるが・・・)。

シリーズには様々なアルバイトがあり駐車場整理・ゲームセンター店員・雀荘の代打ちとバラエティに富んでいる。

中でもシリーズでほぼ共通するのがRPG。基本警備員のアルバイトであり、本当にRPGで進行するアルバイト。しかも進めに進めると本編そっちのけな展開に・・・これ、レースゲームだよね?

しかもバイト代は現実ではとても一日で稼げるような額ではない始末・・・これだけで食っていけるんじゃないかってくらい。


しかし、レースを重ねて行く事で描かれるドラマ性はしっかりしている。


シリーズ

ゼロヨンチャンプ(PCエンジン)

第一作。ゼロヨンの世界に足を踏み入れた主人公が日本のゼロヨン界の頂点を目指す物語。

全てはここから始まった。主人公にはデフォルトネームが無い為、後の作品では「チャンプ」と呼ばれている。


ゼロヨンチャンプ2(PCエンジンSUPER CD-ROM2)

第二作。前作の主人公が日本チャンプに君臨した後の物語。本場アメリカから来た全米チャンプに敗北し、渡米して全米のチャンプを目指す物語。

第一期の完結編。


ゼロヨンチャンプRR(スーパーファミコン)

物語は前作主人公が帰国した所から始まるが、RRでは新たに浪人生の赤沢が主役となり、ひょんな事からゼロヨンの道に足を踏み入れ頂点を目指す第二期。

初めて名字のみだがデフォルトネームが設定された。

アルバイトのRPGがシリーズの中でも難易度が高い他に作品自体傑作の声が高い。

舞台はおそらく神奈川県横浜市近辺だと思われる。


ゼロヨンチャンプRR-Z(スーパーファミコン)

日本チャンプの座に輝いた赤沢が慢心で転落した所から始まるRRの完結編。

チューンに細かい設定が行えるようになり、よりレース場の状況を読む事が後半から求められる。

前作とならんでシリーズでも傑作の部類に入る。

赤沢の将来に繋がると思われる伏線があったのだが、それを継承する作品は作られなかった。その為、初代から続く物語はここで事実上の完結を迎えた。

RPGのアルバイトは本編を一度クリアすると異世界編に行けるようになっており、一度異世界編に足を踏み入れるとそのセーブデータは異世界をクリアしないと本編に戻れない完全なRPGになる。

ちなみに今作のRPGは進行中にセーブができるようになっているが、RPGでのみセーブデータ再開時にフリーズしてしまう深刻なバグがある。回避するには「移動しながらメニューを開かない」「必ず立ち止まった状態でメニューを開いてセーブ」「セーブ完了したらYボタン以外押さない」の手段がある。

修正されたバージョンという話は出ていないので中古で入手してプレイする場合は注意が必要である。


ギアチェンジにオートマチックトランスミッションが追加されており、いわゆるオートマチックでありながらマニュアルのように変則できるスポーツAT(Dレンジで変則できるタイプ)が採用されている。が、マニュアルと異なり使いこなすには癖があったりする(RRにはパーツ扱いでオートクラッチがあった)。

なお、トランスミッションはパーツ扱いで「4速MT」「5速MT」「6速MT」「AT」と自由に変更可能。


また、物語後半からはエンジンの電子制御燃料噴射装置(EFI)の設定ができる「スーパーEFI」がマイカーに装備できる。余談だが、EFIはトヨタとダイハツ車で使われている技術である。その為、本来は燃料噴射装置は「Fuel injection system(FIS)」が正しいのだが。


なお、「2」以来ドライ(通常路面)・ウェット(濡れた路面)・アイス(凍結路面)が物語のレースで再び採用されている為、よりパーツの組み合わせと路面状況におけるエンジンセッティングが必須となる。(RRでは対戦プレイのみ)


ゼロヨンチャンプDozy-J(プレイステーション・セガサターン)

前作とは繋がりが無い物語である。こちらは前作程の評価はされなかった。


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レースゲーム アドベンチャーゲーム ゼロヨン

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