概要
アニメ『ゾイドジェネシス』放映に際し、玩具商品およびメディアミックスで登場したゾイドの一つ。
キットの構成は切り離し済み部品を組立てる形に無可動となっており、昆虫などの節足動物をモチーフにしたデザインをし、サイズは小型ゾイドに近い。
一般販売では一機種につき、地味目な色合いの「コンバットカラー」と派手目な色合いの「ビークルカラー」の、2パターンのカラーリングが存在し、それらのカラーリング違いと無色クリア成型のシークレットアイテム1種を含めて全13種類、ブラインドボックス形式(所謂ガチャ形式)で販売されていた。その他に雑誌付録限定版が1種、ライトノベル限定登場種が1種いる。
本来なら第二弾の企画があったが、そちらは「カスタムブロックス」と名称を変更しては「ネオブロックス」シリーズの一環として発売される事になった。
設定
永年失われていたゾイドブロックスシステムを発掘及び研究し、復活させたものでブロックスゾイドの中でも特に小型の一群。
ブロックにはネオコアブロックを一個のみ使用することで、制御しやすく小回りの利く機体に仕上がっており、機種間でのパーツの流用は量産性を飛躍的に向上させ、低コストの量産機として民生用から軍用まで幅広い用途に対応する機体となっている。
また他のブロックスや通常ゾイドと組み替えて運用することも可能としている。
アニメにおいて
『ゾイドジェネシス』で初登場。
前述の設定が反映されているかは不明だが劇中ではモブとしての役割を果たしており、様々な場面で登場している。 ただし登場したのは一般販売された機種の内の5種類のみで、キット版とアニメ版ではデザインが異なっている。
ゾイドバラッツ一覧
ガンビートル
スペック
機体名 | ガンビートル |
---|---|
番号 | GZB-001 |
分類 | カブトムシ型 |
全長 | 8.6m |
全高 | 3.5m |
重量 | 8.0t |
最高速度 | 350km/h |
乗員人数 | 1名 |
乗員人数 | ネオコアブロック×1 |
武装 | 不明(設定なし) |
概要
カブトムシ(外見はヘラクレスオオカブト)型ゾイドバラッツ。
キット版は本体が赤で脚部が黒の「ビークルカラー」、本体がサンドイエローで脚部が黒の「コンバットカラー」、無色クリア成型のシークレットアイテム版(ホロテック?)の3種類が販売され、シークレットアイテム版があるのはこのバラッツのみである。
『ゾイドジェネシス』では民生用や討伐軍用などが登場し、ファンの間では第4話で登場した町におけるゾイドのルールを知らなかったルージのムラサメライガーと衝突しかけては全力で回避しようとし、それに無理がたたって故障した個体が有名?
ちなみにアニメ作品では初めて登場した純粋なカブトムシモチーフゾイドでもある。
ギラフソーダ
スペック
機体名 | ギラフソーダ |
---|---|
番号 | GZB-002 |
分類 | クワガタ型 |
全長 | 9.2m |
全高 | 3.6m |
重量 | 8.2t |
最高速度 | 320km/h |
乗員人数 | 1名 |
乗員人数 | ネオコアブロック×1 |
武装 | 不明(設定なし) |
概要
クワガタムシ(外見はギラファノコギリクワガタ)型ゾイドバラッツ。
キット版では本体がメタリックブルーで脚部が黒の「ビークルカラー」と本体がシルバーで脚部が黒の「コンバットカラー」の2種類が販売。
『ゾイドジェネシス』では主にモブとして登場。
ステルスカッター
スペック
機体名 | ステルスカッター |
---|---|
番号 | GZB-003 |
分類 | トンボ型 |
全長 | 6.5m |
全高 | 1.3m |
重量 | 6.8t |
最高速度 | 380km/h |
乗員人数 | 1名 |
乗員人数 | ネオコアブロック×1 |
武装 | 不明(設定なし) |
概要
トンボ型ゾイドバラッツ。
頭部・羽・尾部がガンメタリックでそれ以外がモスグリーンの「ビークルカラー」と頭部・羽・尾部がモスグリーンでそれ以外がガンメタリックの「コンバットカラー」の2種類が販売。
トンボモチーフはアタックゾイド(復刻版はコマンドゾイド)の『クロスウイング(復刻版はプロラバーン)』以来。
キット版が一般販売されたバラッツの中では唯一アニメ未登場バラッツである。
ガイスティング
スペック
機体名 | ガイスティング |
---|---|
番号 | GZB-004 |
分類 | サソリ型 |
全長 | 7.7m |
全高 | 7.2m |
重量 | 8.7t |
最高速度 | 170km/h |
乗員人数 | 1名 |
乗員人数 | ネオコアブロック×1 |
武装 | 不明(設定なし) |
概要
サソリ型ゾイドバラッツ。
腕部・尾部・火器が紺でそれ以外がシルバーの「ビークルカラー」と腕部・尾部・火器がシルバーでそれ以外が紺の「コンバットカラー」の2種類が販売。
余談だが尾初の尾部が接近戦用設計のゾイドである。
『ゾイドジェネシス』では主にモブとして登場するが初登場はオマージュの意味があるのか窃盗団のゾイドとして登場している。
フィラソード
スペック
機体名 | フィラソード |
---|---|
番号 | GZB-005 |
分類 | カミキリムシ型 |
全長 | 7.0m |
全高 | 3.9m |
重量 | 8.7t |
最高速度 | 300km/h |
乗員人数 | 1名 |
乗員人数 | ネオコアブロック×1 |
武装 | 不明(設定なし) |
概要
カミキリムシ型ゾイドバラッツ。
キット版は本体がライトグリーンで脚部が黒の「ビークルカラー」と本体が藍色で脚部が黒「コンバットカラー」の2種類が販売。
『ゾイドジェネシス』では『無敵団』のゾイドとして登場し、メンバーごとにカラーリングに合わせた個体が5種類登場している。
モチーフになったカミキリムシと同様に鋭いキバがあり、作中ではディガルド武国の輸送部隊のコネクテスのボディの接続部をそのキバで破壊してはバラバラにしている(これが劇中では唯一のバラッツの勝利シーン)
コネクテス
スペック
機体名 | コネクテス |
---|---|
番号 | GZB-006 |
分類 | ムカデ型 |
全長 | 10.7m |
全高 | 1.7m |
重量 | 7.1t |
最高速度 | 150km/h |
乗員人数 | 1名 |
乗員人数 | ネオコアブロック×1 |
武装 | 不明(設定なし) |
概要
ムカデ型ゾイドバラッツ。
キット版は頭部・コックピット・尾部が赤でそれ以外がガンメタリックの「ビークルカラー」と頭部・コックピット・尾部がガンメタリックでそれ以外が赤の「コンバットカラー」の2種類が販売。さらに2体以上なら同型のボディパーツを接続する事で全長を伸ばす事ができ、よりモチーフに近い外見にする事ができる。
アニメ『ゾイドジェネシス』では第1話から登場し、全長なら中型ゾイドを超えるサイズで登場している。
さらに劇中では体高が低く、横幅が広いデザイン且つ安定した多脚型故か輸送に適しており、パワーと積載量では流石に大型輸送ゾイドのグスタフには敵わないがバラッツの中では最大で機動性や小回りならグスタフよりは上でサイズから狭い場所でも行動できる為民間はもちろんの事、討伐軍やゲリラ部隊、さらにはディガルド武国でも輸送用ゾイド等として使用され、その登場回数の多さから『バラッツの代表格』とも言える。
(現実の機械に例えるなら普及率がスーパーカブ並の軽トラックと言える)
ブリッツソーダ
スペック
機体名 | ブリッツソーダ |
---|---|
番号 | BZD-003 |
分類 | クワガタ型 |
全長 | 9.2m |
全高 | 3.6m |
重量 | 8.2t |
最高速度 | 320km/h |
乗員人数 | 1名 |
乗員人数 | ネオコアブロック×1 |
武装 |
|
概要
本体が白で脚部が青のカラーのギラフソーダの希少種ともされる運搬や戦闘に用いられる汎用性の高いバラッツ。ギラファノコギリクワガタをベースにしているため、高い戦闘能力を持つとされる。
キット版は電撃ホビーマガジン誌2005年06月号に付録として添付され、バラッツでは唯一武装設定が判明している。
ブリッツペプシス
『ゾイドジェネレイションズ』に登場するベッコウバチ型ゾイドバラッツ。
出力や速度に優れるが、小回りは利きにくい機体で小型のエレクトロンバイトファングを有するほか、尾部のAZボイズンニードルでゾイドの動きを鈍らせる神経毒を送り込み、尾部は用途に応じて医療用の注射器や戦闘用のガトリングユニットなどに換装可能できる。
作例はブリッツホーネットからの改造品で脚部等が大型化している。