概要
所謂オフロードタイプのオートバイであるが同じスタイルのギルスレイダー、同じアギトが乗るアギトが駆るマシントルネイダーと同様に、バイクの形こそ取りながらもその実態は通常のそれとは大きくかけ離れた生命体としての側面も備えた存在である。
機能
- 全高:1,320mm
- 全長:2,220mm
- 全幅:890mm
- 最高時速:390km/h
木野薫がアナザーアギトへと変身する際に発生するフォースの力に呼応する形で通常のバイクが変化した半生物半機械のバイオマシン。バイク自身に意思が有り、自立走行や自己修復能力が備わっている。
ヘッドライト『ダークアイ』は単なるライトとしての機能だけではなく障害物の認識や標的のロックオン、透視能力によって厚さ15mまでの物質の先を視認し、得た情報をアナザーアギトの脳に伝達するなど様々な機能を持つ。
カウル『ダークヘッド』も分子配列レベルで変化しており、フォースによって硬化したパーツは多少の衝撃程度ではビクともしない。
ダークヘッドに備わった10mに達するジャンプ力を生み出す翼『ホッパーウィング』は4枚で構成され、グライダー機能によって自在に滑空することができる。
車体後部の『ホッパーテール』は最高時速で走行する際にバランサーの役割を果たし、後方の敵を察知するレーダー機能や敵を錯乱する煙幕を張る機能も持つ。
タイヤ『フォースホイール』にはアナザーアギトの細胞が取り込まれていて80度の急斜面をものともせずに駆けあがる高い走破能力を有し、絶対にパンクすることはない。また、フォースの力で2WDの駆動力を得ている。
そして心臓部である『ホッパーハート』はフォースの力を車体に供給する循環器であり、アナザーアギトが持つ賢者の石から送られたフォースを一時的に蓄積し、管理する役割を持っている。
なお、フォースの力を管理する装置はアギトトルネイダー、搭乗者の細胞を取り込んだタイヤはギルスレイダーも持つ機能であり、「アギト」の使用するマシンであることからこの2台と共通、類似した機能を併せ持っているのが特徴である。
余談
- ベースとなった車両については公式には明らかにされていないが、エンジン回りやボディの特徴からスズキのRMX250Sであると思われる。
- 車両は後にサイコローダーへと改造された模様。
- 「平成仮面ライダー怪人デザイン大鑑 完全超悪」での篠原保氏のインタビューにて「サイコローダーは既存のライダーマシンを改造したものである」と語られており、改造元は明かされなかったものの、サイコローダー以前のライダーマシンで同じ特徴を持つ車両がダークホッパーしか存在しないことから判明した。
- もっとも、改造といってもあくまでベース車両を使い回しただけでガワは総入れ替えされているため、ベース由来の部分以外はダークホッパーの面影は全く残っていない。
- 他の3台のライダーマシンとは異なり、放送当時ポピニカやR/Cとしての商品化はされず、放送終了後もこれらのマシンと比べて商品化の機会にはあまり恵まれていない。
- このため、2023年現在におけるダークホッパーの立体物は初商品化となった食玩「ザ・ライダーマシン2」(2002年)やキャラウィール(2004年「栄光のライダーマシーン」としてセット販売)、大幅なアレンジが加わったS.I.C.版(2012年、「ギルスレイダー&ダークホッパー」として販売)が存在する程度である。
関連タグ
バトルホッパー:『仮面ライダーBLACK』に登場するマシンの一つ。「ホッパー」の名を冠したライダーマシンの先駆者であり、生体マシンである点も共通している
サイコローダー:『仮面ライダー龍騎』に登場するマシンの一つ。上記の通り、ダークホッパーの改造とされる。
ダークホッパー→ライドシューター