概要
銀河共和国末期にジェダイとして活躍し、後に暗黒面に転落したダース・クレイト率いる新シス・オーダーに所属するトワイレックという種族の女性のシス卿である。上の命令に忠実な人物で、任務遂行を行う事にしか興味が無いような人物である。ダース・クレイトがタロンを一人前のシスにするため彼女のマスターを殺すよう命じた時ですら、何の躊躇いもなくマスターを殺害した。
活躍時期が映画エピソード6の約130年後の世界(ルーク・スカイウォーカーやハン・ソロなどの子孫が活躍するシリーズ)であるため、映画シリーズやアニメのクローン・ウォーズシリーズからSTARWARSシリーズに入ったファンにはあまり馴染みのないキャラクターだが、彼女が活躍するシリーズでは重要な役回りの人物である。
2012年にスター・ウォーズシリーズの制作を行っているルーカスフィルムがウォルト・ディズニー・カンパニーの傘下となり、2014年にフォースの覚醒から始まる新しい三部作映画の制作が決定した事で、タロン達が活躍する小説シリーズは新しい映画に繋がる正史(カノン)と矛盾する存在となった。そこで、本家作者のジョージ・ルーカスはタロン達が活躍する小説シリーズなど、2014年以前に制作されたスピンオフ作品の大半について「非正史(レジェンズ)」という枠組みに指定した。これは、ルーカスの作品群の「正史」には組み込まれず、それとは異なるパラレルワールドの歴史を描いた作品群として設定し直されたということである。これにより、タロンは本家スターウォーズ世界から隔離された存在となった。
しかし、ルーカスはシークエル・トリロジーにて設定を全て変更した上でダース・モールの弟子になったタロンを登場させるという構想を打ち出していたと言われている。