概要
その名の通りチャイルドプレイに登場するチャッキーをモチーフにしたモンスター。
呪いの人形がモンスター化したものでベテランになると送られてくる人形を持ったままモンスターが死ぬと登場しそのまま小屋に居ついてしまう(モック同様さっさと出したいならすえきすえぞーを使おう)。
元ネタ映画の通り刃物と呪術と肉弾戦、更には火炎攻撃を得意とする。
大人の事情で改名
2の移植版では権利関係の問題かラッキーと改名されてしまっている。
ただしそのラッキーは、綴りはWrackyで、Wrackとは「荒廃」を意味する、幸運とはむしろ真逆の、まさに呪いの人形にふさわしいネーミングとなっている。
※というよりそのラッキー(Wracky)自体、海外版の名前をそっくり日本に逆輸入したものである。
ついでにデンネンのカラーリングもまんますぎるくいだおれ太郎カラーから、黄色と黒の虎色に差し替えられた。
モチーフが「くいだおれ太郎」から「某野球チームのファン」に変更されたという事だろうか。
いずれにせよ道頓堀に因縁のあるカラーには違いはなく、そもそも『太郎』も虎柄の服を着た事はある上、特徴的な眼鏡と帽子の部分は存置されたので、あまり誤魔化せていないのだが。
特徴
基本的に回避と賢さが伸びやすい一方、元ネタの映画で何度もターゲットを仕留めそこなったためか命中は低めであり大きさよりは遥かに力が強い物のそれでも人間並みという事か力も低めとなっている。
また、しぶとさが自慢の映画とは逆にライフと丈夫さが低めと非常に打たれ弱い。
幸いライフの適正そのものは平均レベルなので、(かなり時間はかかるが)しばらくは走り込みやプール、ちからを補える派生種ならば重り引きに徹してさえいれば何とかなるレベル。
と、いうより合体で派生種を作るなら、ロードランナー、ビークロン、ナイトンのかけらはマストアイテムかもしれない。
と前作のラクガキの力と賢さの適性を逆にした様な適性となっている。
しかし伸びやすい能力ですら他のモンスターの中堅並みのラクガキとは違い、こちらはちゃんとしっかり伸びるのでそこはプラスと言える。
能力傾向とトレーニングをサボりやすい激ワルの性格を踏まえても元ネタよりそれを真似する山崎邦正に近い気がしてしまう(なお、2の移植版では氏の持ち歌である「ヤマザキ1番」で本当に純正種のチャッキーが再生されるようになった。それ以上に、前述の名前変更事情をネタにした「違う、そうじゃない」や「昔の名前で出ています」でも再生されてしまうようになったインパクトのほうが強いかもしれないが)。
しかし、それを補って余りある程の長所がある。
それは『全モンスターの中で最も寿命が長い種族』という事である(ラクガキとチャッキーの最大の相違点)。
低めの能力は多少は平気なドーピングでカバー出来てしまう上に普段は躊躇しやすい修行にもガンガン出せてしまう。
また、ガッツ回復が早いため鍛え上げれば連続攻撃が出来る。(もっとも、これは補正が軽くなることも意味するのでここは好みが分かれる問題)
前作のラクガキと比べるとKO勝ち狙いより判定勝ち狙いのほうが向いているモンスターともいえる。(特にあの歌う並みのガッツダウンを、超必殺技でもないのに誇るガッツダウン技・ピエロの存在から封殺狙いは得意中の得意と言って過言ではない。)
総じて『潤沢な育成資金』を用意出来るベテランマスター用のモンスターと言える。
強くするための資金はかかるが育て上げたら長い寿命を生かしてドンドン大会に出して育成資金を取り戻してもらおう。
このモンスターが「松本人志の見た通りに才能を引き出した邦正」となるか「現実通りの甘ったれで怠け者な邦正」となるかはプレイヤー次第である。
派生種一覧
余談
このモンスターの派生種は皆デフォルメフィギュアの様な姿をしておりそれぞれ持っている武器も違う。
この種で特に有名なモンスターはピクシー派生の『ベビードール』でありなんとこのモンスター、実際に販売されている(厳密に言えば女体化した元ネタだが)。
この『女体化チャッキー』の一報を聞いてモンスターファームを思い出したブリーダーも多いと思われる(勿論、モンスターではなく映画の方なので人気のありそうな派生種であるドラコ(ドラゴン派生)やポルックス(ヘンガー派生)、プチナイト(デュラハン派生)は商品化されていない)。
例外的に、レアモンスターの「デンネン」だけはモチーフとなるモンスターは存在しない。
Ima会長がモデルとも製作者がモデルとも作中では言われているが、再生CDに大阪をモチーフにしたCDやゲームが収録されたものが多い事、あまりに特徴的な服装から、恐らく本当のモデルは道頓堀のくいだおれ太郎と思われる。
ちなみに英語版「Monster Rancher2」ではデンネン自体がサンタクロースを模した別のモンスターに差し替えられており、そのモンスター名はサンタクロースに引っかけてSatan Clause。
なお、当初の読みは「サタンクロース」ではないかと思われていたが、実際にDX版で実装された際の名前は「サタンクルーズ」であった。
また、イベントで最初に育成できる固体は強制的にコルトによって『アントニオ』と名付けられてしまうので『ホウセイ』等自分で名前を付けたい人はCDからの再生や合体で改めて作る事。
アニメには純血種はおろかサブ種すら出ない始末、名前(ラッキーの名前にするかは不明)を変更すれば理論上は出られたのかもしれないが版権から苦情が来る可能性が高かい為変えなかったのかもしれない。一方マジン種はサブ種のクロロマンやガトリングブローは当たり前に登場している、なんでや。
関連タグ
ニャー:1では不気味だったが2以降はチャッキーとの差別化のためかマスコット路線となっていった。
ダダ:ウルトラ怪獣モンスターファームのレア種にこの種族を模した『ラッキーダダ』が存在する。と言ってもヘタレ要素有りのコミカルキャラという点ではやはりこの種族は原典より山崎邦正の要素の方が濃いと思われる(一応ダダは『苦労人の会社員』という邦正とは真逆と言える要素もあるのだが)。