曖昧さ回避
- フィリピンの伝承に登場する人馬もしくは鳥人。旅人を路頭に迷わすとされる。
- 機動戦士ガンダム水星の魔女に登場する、サブフライトシステム(SFS)の一種。本項ではこちらを解説する。
概要
ペイル社が開発したフラットベッドタイプの長距離巡行用フライトシステム。
本体上部に搭乗するだけではなく、下部にもフックが設置されておりぶら下がる形で牽引可能。
公式サイトでは用語集に設定画が掲載されている。
解説
ランディングギアや位置灯などの航空灯が存在しており、一般的な航空機と同じように離着陸を行うようである。6基のベクタードノズルは下方向へ向けられる事からVTOL能力を持ち合わせているとみられる。
概要でもハンドルとフットレストによる固定での上部搭乗とアンダーハンドルでの下部牽引が可能とあるが、排他ではなく上下合わせて同時に標準的な機体2機積載可能な性能を誇る。
武装は機体前方に備えてあるビームキャノンで、無線接続による基本操縦と同様にMS側の操作で使用する。
劇中では下部牽引とビームキャノンは用いられていないが、自社製のザウォートのみならずベネリットグループ内ではあるものの同業他社のグラスレー社製のハインドリーを搭乗させている。
劇中の活躍
地球で運用されており、アーシアンのデモ隊を鎮圧するザウォート・ヘヴィを乗せていた。
プラント・クエタ襲撃の報復のためベネリットグループセキュリティフォースの地球駐留隊のうち、「フォルドの夜明け」捜索には12機が出動しザウォート・ヘヴィとハインドリー・シュトルム各6機を搭乗させた。
ザウォートとハインドリー各2機でエレメント(4機編成)を組んだうちのズール隊が(無謀にも)先制攻撃を仕掛けたフォルドの夜明けと交戦し、ザウォートを乗せた1機が撃墜された。
ガンプラ
2023年2月にHG1/144スケールで1430円(消費税込み)で発売。
商品案内では同じペイル社が開発したザウォートと一緒に写っており、実際に同じ年月に発売された。
ぶら下がりもきちんと紹介されている。
ランディングギアは差し替え無しで展開可能。
余談
- 機種名の「ティックバラン」は曖昧さ回避にあるフィリピンの伝承に登場する同名の人馬(人狼のように馬に化ける人間)と思われ、ガンプラが発売するまでは、開発・製造元は命名法則からペイル系ではないかと視聴者から推測されていた。
- なお、肝心の伝承では路頭に迷わすとあり、SFSとしては目的を果たせず信頼性の低そうな縁起の悪い名前である。
- 現時点ではPixiv本体の投稿は本項で解説しているSFSの投稿自体が少ない上に、伝承のキャラクター(?)に至っては存在しない(作品、情報求む)。
- 登場自体は第4話の時点で確認できるが、公式に紹介されたのは実際に戦闘シーンのある第15話を待つ事となった。