CV:増岡太郎(『ドラゴンクエストⅪ S』)
概要
『ドラゴンクエストⅪ』の登場人物で、カミュの元相棒である小太りの男性。カミュよりは年上と思われるが、「アニキ」と呼び慕っている。
元々はカミュとコンビで盗賊をやっていたが、盗賊としては鳴かず飛ばずであり「丸っ鼻のデク坊」などと呼ばれていた。
ある時レッドオーブを求めてデルカダール王城に忍び込んだ際にしくじり、カミュは捕まってしまう。彼は運よく捕まらなかったため、レッドオーブを拾ったと嘘をついて国に返還し、その報奨金を元手に商売を始め、儲けで兵士たちに賄賂をばらまきカミュの脱走を手助けしていた(カミュは当初「デクが裏切った」と勘違いしていたが後に和解している)。
盗賊には向いていなかったようだが商売人としての才能はあったようで、デルカダール王国の貴族エリアの一等地に店を構えていることからもそれがわかる。
また、ミランダという美人の嫁をもらっていることからも、作中でも屈指の勝ち組といえる。
商売上手、美人の嫁持ちという点は『ドラゴンクエストⅣ』のトルネコのオマージュなのかもしれない。
カミュが主人公と共に旅立ってからは特に目立った出番はないが、異変後は最後の砦に来ていたり、過ぎ去りし時を求めた後はイシの村に店を構えたりしている。
なお、ボイスドラマや真島ヒロによる外伝漫画『DRAGON QUEST Ⅺ S 盗賊たちの挽歌』では彼とカミュの盗賊時代の出来事が描かれており、なんだかんだ活躍する場面もみられる。