概要
フルネームはドレッド・グランギル。物語中において重要な人物。
大地の民の青年。3年前に伝説のポケモンに出会い、大地の剣の秘密を知る。
それから大地の郷を取り戻すため、各地を旅をして散り散りになったかつての民に呼びかけ、大地の剣を動かし、大地の郷を復活するためにビクティニを探している。しかし、母の夢のためにビクティニを犠牲にすることを厭わない言動をとり、サトシたちと対立することとなる。
作中で訊ねた村は『黒き英雄』では荒野にある村、村長のカジンが出迎え、『白き英雄』では氷原にある村、村長のヤジンが出迎えた。
手持ちポケモンは『黒き英雄』ではランクルス、『白き英雄』ではゴチルゼル。
ビクティニを殺しかけてしまったとはいえ、その行動動機は母や故郷のためであり、後半では自らの過ちに気づいてサトシたちを救出・サポート。事件の後は謝罪、和解している。一応大方の予想通り悪役ポジションではあるのだが、立ち位置と名前に反してかなりの善人である。
余談
ドレッド役を演じたつるの氏とデント役の宮野真守氏とは本作以前にも、2009年に公開された映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』、本作の公開8ヶ月後にも『ウルトラマンサーガ』、2015年に公開された『ウルトラマンギンガS決戦!ウルトラ10勇士!!』でもウルトラマン同士として共演しており、ウルトラマンシリーズとポケモンシリーズの映画合わせては4度共演している。ちなみにポケモン内では対立(最終的には和解したが)したが、ウルトラシリーズでは宮野氏演じるゼロとつるの氏演じるダイナは共に戦い抜いた盟友となっている。
そして、ポケモンそのものも、元ネタは宮野氏演じるウルトラマンゼロの父親のウルトラセブンが使用するカプセル怪獣であり、アニメポケモンが放送開始された年の1997年につるの氏が出演した『ウルトラマンダイナ』も放送開始された年でもある。
関連タグ
オオトモ博士:自分の目的の為に珍獣を犠牲にしようとした人物繋がり(因みに彼が出演する作品は奇しくもドレッド役のつるの氏が主演を務める作品である)。ただし、こちらはドレッドとは違い、「自分の研究を認めなかった連中への復讐」という身勝手な理由である。
ゴンドウ・キハチ:上記のオオトモと同じ作品に登場した人物で、こちらはドレッド役のつるの氏が演じる主人公を犠牲にしようとした。こちらも強引な一面が見られたものの、オオトモとは違って「地球の防衛」というそれなりの理由があり、最終的には自分の過ちを認め、自らの命と引き換えに主人公を救った。