概要
1983年、ケラリーノ・サンドロヴィッチにより立ち上げ。名前の由来は「先鋭的な活動をする予定だから、名前くらいは「和む」にしとくか。」から。
1980年代後半においては、インディーズレーベルでは日本最大級となる。
音楽性はばらばらだったが、パフォーマンスは奇抜なものが多かった。
2013年、ケラがtwitterで、創立30周年を機に新生ナゴムレコードを立ち上げることを宣言。鈴木慶一との共同運営で再開。
所属していた主なアーティスト
- 有頂天:主催者ケラが率いていたバンド。1991年解散。
- 空手バカボン:ケラと大槻ケンヂと内田雄一郎によるユニット。チープなカセット伴奏などに合わせた歌と、その間に挟み込まれる寸劇が特徴。現在も解散はしておらず、断続的に活動。
- 筋肉少女帯:当該項目参照。
- 人生(ZIN-SAY!):石野卓球、ピエール瀧(当時は畳三郎名義。)らによるテクノコミックユニット。電気グルーヴの前身。楽器を演奏せず、珍妙な格好のメンバーによるパフォーマンス。下ネタ満載の歌詞などが特徴。卓球は白塗りメイク。瀧は、殿様やドラえもんの仮装をしていることが多かった(仮装は今でも行っている)。
- たま:石川浩司、知久寿焼、滝本晃司、柳原幼一郎(現・柳原陽一郎)によるユニット。イカ天に出演し話題になる。独創的な音楽と歌詞で人気を博し、「さよなら人類」で紅白歌合戦出場を果たす。彼らの売り上げでナゴムレコードは借金を返済した。1995年に柳原が脱退。2003年解散。メンバーはそれぞれが自分のグループやソロで活動中。
- ばちかぶり:現在は俳優として有名な田口トモロヲがボーカルを務めた。田口のパフォーマンスは奇抜を極め、炊飯器の中に脱糞したのは伝説の域。田口の俳優活動本格化と共に活動休止。
- マサ子さん:マユタンとサブリナの姉妹ボーカルをはじめとしたメンバーで構成されたガールズバンド。編成に大正琴を組み込んでた事が特徴。正式に解散しないままサブリナの死を以て1994年活動休止(その後大正琴奏者のカナンも他界)。マユタンはポンキッキーズ内のアニメ「学校のこわいうわさ 花子さんが来た!」で楽曲の提供と声優を務め、現在も活動中。
- ゲンドウミサイル:任侠テイストを取り入れた楽曲で今も名を馳せるパンクバンド。ナゴム時代からフロントマンを務める夜桜極蔵のカリスマ性は不変。