ニッキー・ミナージュ
にっきーみなーじゅ
トリニダード・トバゴ出身の女性ラッパー、シンガーソングライターである。
2010年、アルバム『ピンク・フライデー』でデビュー。
同年、アルバムからの最初のシングル、『ユア・ラヴ』がビルボード最高14位、全世界200万枚を売り上げるヒットを記録。
2011年、シングル『スーパー・ベース』がビルボード最高3位、全世界700万枚を売り上げ、さらに翌2012年にはシングル『スターシップス』が全世界600万枚を売り上げ、人気を不動のモノにする。
2017年には三曲同時リリースし、三曲ともビルボード総合チャートにランクインさせ、通算76曲をビルボード総合チャートにランクインさせたことでアレサ・フランクリンの保有する73曲を40年ぶりに塗り替えた。
彼女の作風はヒップホップをベースにしながらもポップ色の強いものが多く、彼女の最大のヒット曲『スーパー・ベース』からも窺える。そうした背景から、ヒップホップ界では異端視される事も多いが、彼女のラッパーとしての実力はリル・ウェインからも折り紙付きであり、著名アーティストがこぞってコラボを申し出るなど、アメリカの音楽シーンで地位を確立させている。
尚、過剰なほどのセックスアピールから、しばしばセックスシンボルとしてもカウントされており、奇抜な出で立ちからレディー・ガガと対比される事もしばしば。
また、度々Twitterにて著名人にケンカを吹っ掛けるツイートをしたり(テイラー・スウィフトやイギー・アゼリアが主な被害者)、「アメリカン・アイドル」審査員をつとめた際は、天下の歌姫マライア・キャリーを目の前に、「過去の栄光ばっか語って偉そうにしてんじゃないわよ!銃があったら撃ってるところだわ!」とキレかかったり、話題に(悪い意味で)事欠かないセレブでもある。なおマライアはニッキーとのTV出演体験を過去最低だったと何度もぶっちゃけている。
彼女の魅力はソロアーティストとして強烈な印象を残しながらも、フィーチャリング・ゲストとしてもメインボーカルの『引き立て役』として徹する事ができる器用さにあるとも言える。
彼女がこれまでにコラボしてきたアーティストはアリアナ・グランデ、ブリトニー・スピアーズ、マドンナ、リアーナ、ジャスティン・ビーバー、ジェシー・Jなど。
そのうちマドンナとアリアナ・グランデとは複数回コラボしている。性格の悪い者同士でそりが合うのだろうか。