概要
属するモンスターは、通常召喚可能な下級モンスターと、「アークネメシス」の名前を冠したレベル11の特殊召喚モンスターに大別される。
特殊召喚モンスターは、以下の共通効果を持つ。
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
(種族or属性)が異なるモンスター3体を除外した場合に特殊召喚できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードは効果では破壊されない。
(2):フィールドのモンスターの(種族or属性)を1つ宣言して発動できる。
フィールドの宣言した(種族or属性)のモンスターを全て破壊する。
次のターン終了時まで、お互いに宣言した(種族or属性)のモンスターを特殊召喚できない。
異なる種族or属性のモンスターを3枚除外した場合に出すことができ、ターンに一度宣言した種族or属性を持つモンスターをフィールドから一掃しつつ、次ターンの終了まで特殊召喚もさせない豪快な効果を有している。
対して下級モンスターは、以下の効果を持つ。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「(同名カード)」以外の除外されている自分のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターをデッキに戻す。
除外されたモンスターをデッキに戻すことで自己特殊召喚でき、同テーマのモンスターを所定のゾーンから手札に引き込む効果を持っている。種族と属性がバラバラなので上級を召喚する際のコストにでき、除外された後は他の下級を展開するためのコストになるといった風に、互いが互いの展開を補助する相互補完の関係にある。
下級モンスターの名前は保全生態学用語が用いられている。「保全生態学」とは生物学の一分野であり、生物多様性の保全と健全な生態系の維持に関する研究を行う。
本テーマは、デッキの多様性の保たれた状態、すなわち属性・種族が分散しているほど展開がし易くなり、逆に単一の属性・種族に依存しているほど制圧効果で大きな被害を被ってしまうことになる。自他共にデッキの生態系が健全であるかどうかが問われる、なかなか秀逸なデザインをしている。