データ
身長 | 200cm |
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体重 | 150kg |
走力 | 100mを5.4秒 |
ジャンプ力 | 17m(軽く一跳びした際のもの) |
パンチ力 | 23.7t |
キック力 | 49.2t |
概要
とある人物が造った戦闘特化型アンドロイド。基本設計はキカイダーと同様だが、キカイダーを倒す事を目的に作られた人造人間で、製作者の設計思想により良心回路は未搭載で、代わりに「良心回路」の対極的コアユニット「戦闘回路」を搭載し、思考と行動の全てをキカイダー破壊のためだけに使うようにプログラムされ、パワーを重視した設計により、ボディのみの戦闘力だけでもキカイダーを凌駕する。
自らを「完全なる機械」と評し、キカイダーを「不完全な機械」と軽蔑する。キカイダー破壊のためだけに行動し、目的の為に周囲を被害を出ようとも意を貸さない冷酷非情な性格である。
頭部の「ブレインコンテナ」には人間の脳を生きたまま保存可能だが、キカイダーに心理的なダメージを与えるため、コンテナカバーをクリアパーツにしてワザと脳が丸見えになる様にしている。
武装は長・短距離、広・狭範囲を始めとした瞬時な殲滅に最適な射撃を行える専用銃「ハカイダーショット」、左腕に装備されている「ギルの笛」と呼ばれる対キカイダー用の武器は、キカイダーに特殊な超高周波を放射し、内部パーツを破損させるなど、キカイダーに対して絶大なダメージを与えることが出来る。
ネタバレ
劇場版のネタバレがありますので、観覧の際に注意してください。
ハカイダーを開発したのは、かつて光明寺博士の補佐役で、彼亡き後、「ARKプロジェクト」チーフへと昇進した科学者、ギルバート・神崎である。
ギルバート・神崎はロボットに「心」が必要と説く博士の思想と相容れず衝突し、彼亡き後、プロジェクトリーダーへ就任するが、トップである椿谷が納得する成果をあげられず、椿谷は神崎の作るモノよりも、亡き光明寺博士のアンドロイドが優れていると評価しているため、プロジェクトのトップである椿谷に軽く扱われていると感じ、自分を認めさせるために開発された事が明かされた。
キカイダーを倒す事を目的と良心回路が未搭載だったのは、ギルバート・神崎の思想によるものだった。さらに自らの頭脳を移植し、自分の考えが正しいという想いの元にキカイダーに対する破壊活動を行った。
しかし、搭載されている「良心回路」の対極的コアユニット「戦闘回路」は破壊を目的にプログラムされており、破壊衝動に支配され、暴走に近い状態に陥る危険性を持つ。
ハカイダーに移植したギルバートは、それが原因で暴走し、研究所を破壊してまう。
前日譚に当たる「仮面ライダー鎧武」とのコラボ回である30話では、ユグドラシル・コーポレーションに所属する知り合いの研究者、戦極凌馬に自身が開発したハカイダーの「最終テスト」を依頼、凌馬は自らの脳をハカイダーに搭載してテストを行い、複数のアーマードライダーを物ともしない戦闘力を誇ったが、次第にハカイダーの持つ破壊衝動に支配され、暴走に近い状態に陥り、記憶を失ったジローを襲撃するが、戦う決意をしたジローが変身したキカイダーとカチドキアームズの鎧武とのコンビネーションに圧倒され、撤退する。
その後、キカイダーの姿を見て、正気に戻ったのか、凌馬の頭脳は元の生身の肉体に戻り、最終テストを終えたハカイダーはギルバートの下へ返還された模様。
自分が破壊の快楽に溺れたことに恐怖を感じ取った凌馬は、あまりにも危険な存在であるハカイダーを、「こんなものを作って『DARK』は何をしたいんだ?」と動揺していた。
余談
キカイダー同様、デザインは村枝賢一によってリファインされており、表情はつぶらな瞳や笑ったような口にして、人間の愛らしさを持つ。また、原作の光明寺ハカイダーが持つ正々堂々とした誇り高さやギルハカイダーのような卑劣な性格はなく、ただキカイダーを破壊するために行動し、破壊衝動により、暴走する面が多かった。
また、ハカイダーの身体になる前に凌馬は自分の額に切り取り線を描いており、ハカイダーへの移植手術をされている描写はないが、これは演じる玄徳氏のアドリブで、公式でのあらすじによると実際に脳を切り取ってハカイダーに搭載された模様。
関連タグ
人造人間ハカイダー:リメイクされた前例のハカイダー。