概要
CV:矢田耕司
『ロボット刑事』第26話『バドー火星に死す!!』に登場する、バドー最強、いや世界最強のロボット(「自称」だが、これが重要なキーワード)。
名前通り巨大な歯車状の胴体を持つが、「ハグルマー!」の声と共に全身をさらに巨大な歯車そのものに変形させることができる。この形態での体当たり攻撃の他、水平に横回転することで飛行も可能とする。
作中ではバドーの「全世界の水を核爆発させる」という作戦に参加、主に作戦の障害となるKの足止めなどを行った。
敵ではあるが、高度な自我を持つが故にKのことは高く評価しており「破壊するには惜しい」・「バドーについて、俺の仲間になれ」と誘った。当然とはいえ、後の戦いでも考えを改めようとしないKに対して「お前は馬鹿だが、素晴らしい奴だ」と答え去っている。
最後はバドーのロケットが降り立った火星の地でKと決戦。Kと互角の戦いを繰り広げるが、格闘の末に徐々に劣勢に陥る。Kの頭部機関砲とKミサイルの一斉射撃を受け、直撃する事はなかったが自身の負けを悟り、「見事だ。世界一のロボット」と言い残し姿を消した。
その後、おめおめと敵前逃亡をした上でロケット内のバドー首領の前に現れ「地獄への道連れにしてやる」と迫る。怒り狂いムチを振るい抵抗するバドー首領をあっさりと捕え「バドー、最後の時だ」と初めて味わう「死の恐怖」に怯えるバドー首領と共に自爆してしまった。
最終回の敵でありながら「歯車のロボット」という見た目も名前もしまらないのだが、Kの実力を過小評価せず正しく評価し仲間に迎えようとしたり、最後には悪役なりのけじめをつけるなど、これまでのロボットとは一味違ったキャラクターとなっており、ラスボスであるはずのバドー首領…霧島ジョージより目立っている。
歯車の意味
それはジョージが自ら作った「計算ずくの歯車」…。
バドーと共に視聴者には感情移入できないとはいえ甘言等で散々にいいように利用し金を巻き上げておいて失敗し都合が悪くなれば簡単に口封じに消していった極悪非道な人間の犯罪者達や、芝家や新條らの協力やバドーの野望の阻止よりも愚弟を改心させるべくマザー…ジョージの姉・サオリが開発したKに破壊されていったバドーロボット達の捨て駒された者達の怨念がハグルマンに憑依しジョージが作り上げた「計算ずくの完全無欠の世界征服の計画」という名の歯車の歯が音を立てて崩れて瓦解していったかのように…。
ある意味においてハグルマンは影のKであり、皮肉にもジョージは自ら作った影から生れ出たKの分身によって悪の砦・バドーもろとも地獄へ逝ったのだった…。
関連項目
ゲームセンターCX:DS用ソフト「ゲームセンターCX 有野の挑戦状」内のゲームに「からくり忍者ハグルマン」がある。ハグルマンタグの主流画像はこちら。