概要
風の邪神の眷属の少年(後述する黄衣の王が実態なので成人済み)と水の邪神の眷属の女性のコンビ・カップリングタグ。
本来ハスター星人とクトゥルー一族は仲が悪く、彼女たちも最初は敵対していた。というのもハス太の父親の経営する会社はルーヒーの勤めていた所のライバル社であり、後腐れなく交際できたのはルーヒーが失脚、退職してからの話である。
8巻でルーヒーが空鬼に攫われた際に、裏人格である黄衣の王は打算を抜きにして激怒しており、ルーヒーを救い出した際に心情を吐露、ルーヒーもハス太の思いに応える形で、友人を超えた仲となる。
原作小説では真尋が「彼らが仲良くする分には、まあ種族の境界を越えた絆が現れることに関しては応援すべきなんだろうし、外から見た感じでも仲のいい姉弟みたいで微笑ましい」と述介する描写がある。
その後もルーヒーはアト子がハス太に抱擁したのを見て動転しまくったり、ニャル子に「こんなに広い部屋ならハス太君が下宿しても問題なさそうですね!」とからかわれて吹き出したり、二人で喫茶店デートを行ったりと、清い交際をしているような描写がある。ハス太が天然なせいもあってかルーヒーが振り回される様なシーンが多く、真尋からは「男で身を滅ぼすタイプだなあ」と言われている。
とはいえハス太(青眼)が朴念仁なのかと言ったら全然そんなことは無く、内心ではルーヒーとの交際をめっちゃ喜んでいるようで、最終巻ではルーヒーの目覚まし時計という微妙なプレゼントをもらった際にはデレッデレになって枕元に大事に置くという、とても4巻の彼と同一人物とは思えないほどのデレぶりを発揮していた。
ぶっちゃけた話、クトゥルーとハスター以外の邪神たちにとってはどうでもいい、むしろ歓迎すべきことのように思われているようで、打算も踏まえてニャル子やクー子からは応援されている。
アニメ版においてもプールでのデート描写で一気に信者を増やした模様。
派生作品では
アンソロコミック『放浪ハスターはどこまでも』(作者は『アリスと蔵六』の今井哲也)においてはハス太が自身の夢の世界で「誰か」を探し求めて歩いていた折、もう一人の自分=黄衣の王(原作やアニメに登場したシリアスモードではなくかなりハッチャけている)から「自分の考えに素直になれ」と背中を押され、旅の果てに新妻になったルーヒーと出くわしてしまい跳ね起き、以降はルーヒーを「そういう」目でしか見れなくなってしまい赤面するというオチになっていた。
『這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム』においてはルーヒーがハス太にホの字になっており、「この部屋にももう1人住んで欲しい人がいる」とクー音に漏らしている。
こちらではハス太からの恋愛感情はあまり掘り下げられることは無かった。