説明
『HUGっと!プリキュア』に登場するハリハム・ハリーの「誰よりも大切な人」がキュアトゥモローである。
ハリーはかつて敵組織クライアス社によって生体兵器に改造され、理性を失い破壊の限りを尽くすバケモノとなっていた。そんなハリーに寄り添い彼の心を救って人間性を取り戻してくれたのがキュアトゥモローである。
ハリーにとってトゥモローはかけがえのない恩人となったが、その後もハリーはクライアス社の一員だったのでキュアトゥモローとは敵対関係にあった。だが、ハリーの心の中ではトゥモローは大きな位置を占めるようになる。
そんなある日、トゥモローが捕虜としてクライアス社に連れてこられる。すでに他のプリキュア達も倒れ残ったのはトゥモロー1人だけ。誰も助けにこないこの状況でそれでも未来を信じ諦めないトゥモローの姿に、ハリーは心打たれる。この女性とならば全てを失った自分にも新たな未来を作れるかも知れないと希望を抱いたハリーはクライアス社を裏切り、トゥモローを連れ出してともに逃亡する。
しかしその途中でビシンの攻撃で逃げ道を失い、トゥモローはマザーの最後の力を使って時間を遡って現代世界まで逃亡した。それだけの力を使った代償にトゥモローの肉体の時間も逆行し、赤ん坊に戻ってしまう。
その赤ん坊こそが、本作のキーパーソンであるはぐたんなのであった。
なので、ハリーとはぐたんのコンビタグでもあるハリはぐでもハリーとトゥモローのカップリング絵が投稿されている。どちらが正しいというものではないが、はぐたんとトゥモローはほぼ別キャラ扱いになっているので、大人の姿のトゥモローを描くならハリトゥモのタグも使った方が検索はしやすいかも知れない。
キュアトゥモローの存在が明かされたのは40話とかなり後半だが、「はぐたんは未来のプリキュアが赤ん坊になった姿ではないか」「ハリーは未来のプリキュアに特別な思いを抱いているのではないか」という2つについては初期の頃からヒントが散りばめられており、勘の鋭い視聴者は薄々と気づいていたようだ。
第43話ではほまれがハリーに告白するというハリほまのクライマックスが描かれたが、ハリーはほまれの真摯な気持ちを受け止めたうえでこう返事している。
ハリー「すまん…オレはお前の気持ちに応えられへん」
ほまれ「未来に帰っちゃうから?」
ハリー「そやない。オレも気持ちを伝えたいと思ってるヤツがおる。それをうやむやにしたまま、お前の気持ちには応えられへん。ごめんな…」
最終回のエピローグでは、未来の世界において大人の姿に戻ったキュアトゥモローと、その近くで人間態のハリーが座っている場面がわずかな時間だが映されている。
ハリーがトゥモローに自分の思いを告白したのか、その結果はどうだったのかはわからないが、少なくとも二人は一緒にいる関係同士であり続けていることは確かなようだ。