「悪いけど、サインはしない主義なんだ」
プロフィール
名前 | ハンナ・ユスティーナ・ヴァーリア・ロザリンド・ジークリンデ・マルセイユ |
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身長 | 172cm |
年齢 | 17歳(1945年) |
誕生日 | 1928年12月13日 |
通称 | 「アフリカの星」「砂漠の鷲」「黄の14(ゲルベフィアツェーン)」 |
愛称 | 「ティナ」 |
原隊 | カールスラント空軍 第27戦闘航空団 第3中隊(隊長) |
所属 | 第31統合戦闘飛行隊「アフリカ」 |
階級 |
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使い魔 | 大鷲 |
固有魔法 | 『偏差射撃』 |
使用機材 |
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使用武器 |
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CV | 伊藤静 |
イメージモデル
名前:ハンス・ヨアヒム・マルセイユ(1919~1942)
所属:ドイツ空軍
通称:「アフリカの星」、「砂漠の鷲」
撃墜数:158
北アフリカ戦線で従軍した1年3ヶ月の間に151機の撃墜スコアを達成したエース・パイロット。
その中には「1ヶ月で54機撃墜」「1日で17機撃墜」「10分間で8機撃墜」という驚異的な記録も含まれる。
飛び回る敵機の未来位置を予測して射撃する偏差射撃に非常に秀で、敵1機を撃墜するのに要した機銃弾は平均15発に過ぎなかった。
華々しい功績に加え非常に容姿端麗なこともあって(※)、ドイツ本国では軍の宣伝やマスコミ報道に数多く取り上げられ、全国の少年少女からファンレターが殺到したという。※肖像写真(外部リンク)
新人パイロットの頃は、英国本土攻防戦で7機撃墜のスコアを挙げた一方、無理な深追いなどで自らも6度の被撃墜を経験。
上官への態度が反抗的で地上での素行も良くなかったために、所属部隊をたらい回しにされて士官への昇進が遅れ、ドイツ空軍最古参の少尉候補生などと呼ばれた時期もあった。しかし、士官になって後の活躍は目覚しく、空軍最年少での大尉昇進を果たしている。
1942年9月30日、新たに受領したBf109G-2/Tropで飛行中にエンジン火災が発生。緊急脱出の際に自機の尾翼に激突し、そのままパラシュートが開かず墜死する最期を遂げた。
エジプト北部の墜落地点に、戦友たちが造ったマルセイユの墓が現在も建っている。※墓の写真(外部リンク)
概要
「ワールドウィッチーズ」シリーズに登場するエース・ウィッチであり、『アフリカの魔女』における主役の一人。カールスラント出身で、第31統合戦闘飛行隊「アフリカ」の中心的なメンバーである。
人物像
唯我独尊な天才肌の明るい自信家で、超然とした落ち着きもある。牛乳とタバコが好き。
命令や規律に従わない言動が多い一方、アフリカ戦線で超人的な射撃能力のもと撃墜数を上げて活躍し、エースパイロットとしてウィッチからも民間人からも人気を集めた。ただしサインはしない主義。『戦場で勝利以外に価値はない』という価値観を持っており、勝ち負けに強くこだわる性格。腰に付けた弾倉をお尻で弾いて手元に持って来て装填する「お尻リロード」が名物。
一度使い魔を任務中に死なせているため、1942年現在(小説『ケイズ・リポート』では2巻以降)の使い魔は二代目。マルセイユによれば初代の使い魔の仔だという。
かつてゲルトルート・バルクホルンの下で戦っていたことがあるが、互いの性格上その頃からそりが合わず、今でも犬猿の仲。
エーリカ・ハルトマンとは訓練校以来の同僚でライバル視しており、エースパイロットの座を賭けて何かと張り合おうとする。しかし、名誉や味方同士の勝敗にこだわらないハルトマンの態度でほとんど空回りし、結局決着はついていない(胸の方だけはシャーリーと張り合っている)。
カールスラント四強の一人。撃墜数自体は42年時で100機そこそこ。しかし彼女のいるアフリカでは、数こそ少ないものの欧州よりも強力なネウロイが出やすく、そのスコアは実数の2〜3倍価値があるという。
加東圭子に現役復帰を決断させるきっかけをもたらした人物でもある。その結果統合戦闘航空隊「アフリカ」が誕生した。
作品への登場
『アフリカの魔女』シリーズでは主役の一人として、漫画版、小説版のいずれにおいても登場し、活躍する。
漫画のみの登場で終わると思われていたが、『ストライクウィッチーズ2』で竹井醇子やウルスラ・ハルトマンに続いて第10話に登場。一時的に501JFWと共闘することになる(その後12話のエンディングにライーサ・ペットゲンとともに登場)。
『キミとつながる空』では、乳揉み道を発揮して騒ぎを起こしたフランチェスカ・ルッキーニをお仕置きすべくドッグファイトを挑み、常に機先を制して、ルッキーニに「逃げられない」と言わしめている。
『ルミナスウィッチーズ』でも、僅かだが彼女のブロマイドが映るシーンがある。