概要
ドイツ南部の州で、10世紀頃からかの地を治める「バイエルン(大)公国→バイエルン王国」の領地が現在もそのまま残って連邦の州となっている。
しかし日本人にはソーセージのブランド名としての印象が強いことも。
州都ミュンヘンを本拠地とするブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンを描いたイラストも多い。
歴史
バイエルン南部はローマ帝国の支配下に早い段階で組み入れられ(ラエティア属州),早くからローマ都市の建設やローマ街道の建設が進んだ。現在までのこる都市としてはアウグスブルクが挙げられる。
やがて、アルプス山脈を越えるドイツ―イタリア間の重要な通商路と、フランスからウィーン・ドナウ流域方面に抜ける交通路が交差するこの地域は、中世後半の商業復活の中で活発な経済地域として発展を遂げた。例えば、中世最大の銀行家といわれるフッガー家はアウグスブルクに本拠地を置いた。
この他
同じドイツでも北部の州と習慣が異なり、また言語的にもかなりズレ(高地ドイツ語、北部は低地ドイツ語と称される)がある。
関連タグ
リヒャルト・ワーグナー:バイエルン公の庇護を受けた音楽家。