「ダーリン見た?全部私が倒したんだよ…♡」
概要
アウターリム出身者で構成された部隊、「エキゾチック」の一員。
アウターリム内外で起こるいざこざや特殊任務に、部隊の作戦参謀として介入し、事態の収拾を担う。
妖艶な言葉を発する口元には常に魅惑的な笑みを浮かべており、それに引き寄せられた者たちを手のひらで転がすように意のままに操っている。
容姿
肉付きの良い豊満な体つきに、白系統のチューブトップやメタリックスカートに、ピンク色のジャケットやベルトなどでアクセントを加えた、荒んだアウターリム出身には見えない艶やかなコーディネートが特徴。
肩出し・へそ出し・ミニスカートと、露出自体は高めで、衣服に食い込んだ肉質感や、下げてみろと言わんばかりにトップスに設られたジッパーなど、隠しきれない色香をたっぷりと放っている。
瞳はアルビノの蛇を思わせる深紅であり、右目と右腋にあるほくろがチャームポイント。
前頭部には、蛇のピット器官を思わせる謎のツノが左右に1本ずつ付いている。左耳の上には、蛇の形をした赤い髪飾りを身につけている。
そして首には、起爆装置の付いた首輪を装着させられている。
今どきの若者らしくネイルにも気を使っており、立ち絵でも分かるほどガッツリとメイキングされてある。荒事に臨むとせっかくのネイルを痛めてしまいがちなのは本人の悩みの種。
「あぁん、ネイルが剥がれちゃった…ムカつく♡」
2023年5月のMission Passで、新衣装「トキシックバニー」が追加された。オーソドックスなバニースーツだが、本人の魅惑のスタイルとの親和性はもはや語るに及ばないだろう。
人物
「そんなに私と一緒にいたいの…?」
異性の庇護欲を刺激するようなおっとりかつ甘い語り口が特徴。
冷め切った視座から物を言うクロウ、意思疎通にやや難のあるジャッカルと比べれば普通に話す分にはクセがなく、3人の中ではもっともとっつきやすいタイプ。
アーク内での流行りものにも敏感であり、スイーツや映画鑑賞をねだる姿は側から見れば甘え上手の年頃の女の子のよう。
しかし、その語り口や仕草にはどこか蠱惑的なニュアンスが秘められており、悶々と、あるいは背筋の冷えるような想いをさせては煙に巻くように微笑む。
「ダーリン…?これで私の代わりに、一通だけメッセージを送ってくれない…?」
どこか影のある雰囲気を匂わせることもあるが、実際その通り。
非常に口がうまく、上記の話し方と合わせてそう仕向ける、あるいはせざるを得ない状況に引きずりこむのは彼女の十八番。相手の目的すら利用し、ちゃっかり自身の狙いも果たす抜け目のなさを持つ。
エキゾチックの他のメンバーと異なり、アークではアタシコ系動画配信者という立場も持っており、人気動画配信者のルピーとは親交が深くよく共演している。だがその目的は承認欲求ではなくエロにつられてサイトにアクセスしたアーク市民のスマホ端末にバックドアを仕込み、サイバーテロの際に利用するためである。
ただ、意外と気短でもあり、意に沿わない相手には痺れを切らして強硬策に訴えようとすることも。
もっともそれすら自らを引き止めさせつつ、代案を他者に実行させるためのポーズである可能性もあり、彼女と話すなら常に疑いを持ってかかるべきだろう。
そんな彼女が語るところによれば、アウターリムはそうして誰かを利用していかなければとても生き残ることはできない場所であり、自分もまたそうせざるを得ない存在なのだという。そのため、クロウとは違った人脈を築いて、それを上手く利用している。
…信じるかどうかは指揮官各位の気持ち次第である。
テトラライン製造の彼女がミシリスを主体とするエキゾチック部隊に所属し爆弾付きのチョーカーでシュエンに行動を制限されるに至った経緯についてはいまのところ詳しい描写はない。
その一方でマスタングに言われてテトラの運営するカジノイベントにバニーガールとして参加するなど特に社長と折り合いが悪いというわけでもなさそうである。
武器
ショットガン『ラストチェイサー』のモデルはイタリアのベネリ社が開発した、ポンプアクション式の散弾銃『ベネリM3』。
ただしレシーバートップのピカティニーレールとショルダーストックには、後継機のベネリM4の特徴を併せ持つ。
上部にはホロサイトが取り付けてある他に、レシーバ側面には彼女の名の由来である毒蛇(バイパー)のイラストが描かれている。
ゲーム内の性能
「私の愛…受け取ってくれる…?」
パラメータ
HP | 583,734(Lv.200) |
---|---|
攻撃 | 25,554(Lv.200) |
防御 | 4,012(Lv.200) |
武器 | SG |
クラス | 攻撃型 |
属性 | 水冷 |
保有スキル
1 | スネークセンス | ■ターゲットが出現している場合、味方全体に 攻撃力25.98%▲:10秒間維持 / 命中率11.13%▲:10秒間維持 |
---|---|---|
2 | スネークスケール | ■自分に 命中率3.43%▲:持続 / ■フルバーストタイムが発動した時、自分に 愛嬌:10秒間維持 / 無敵:1秒間維持 / 【愛嬌】単一攻撃対象から除外。攻撃を受けると解除。 |
バースト | スネークバイト | ■指定した敵1機に 攻撃力の462.85%のダメージ / ■対象がターゲットなら、同じ敵に 防御力19.83%▼:10秒間維持 |
※効果量はいずれもLv.10時のもの
ターゲットに対する持続的なバフデバフに特化したサポート寄りアタッカー
3つのスキルのうち2つが敵ターゲットを条件に発動する。狙った獲物は逃さないと言うことだろうか。
いずれも効果量は十分だがやはりターゲット出現時という条件がネックであり、阻止戦や拠点防衛戦などのターゲットが現れない戦闘では本領を発揮できず、ボス戦などの場合は「スネークセンス」が最初の10秒ポッキリしか持続しないなど取り回しにやや難がある。
ただし、ボスとしてのモダニアは少なくとも2射目のレーザー照射までにコアを破壊できないとほぼ全滅確定なので、最序盤のラッシュでコア破壊まで持っていきたい場合は大いに有効。
スキル2の「愛嬌」状態とは要するに単体攻撃のターゲットにならなくなるということ。全体攻撃の場合は当然ながら無力。
これまた有用と呼べる箇所は少ないが、あらかじめバイパーを左右端に配置し、グレイブディガーのドリルミサイルが処理しづらい画面端に飛んでいくリスクを低減するなど使い所はある。
総じてどこにでも連れ回せるわけではないが、刺さるところにはぐっさり刺さるというなんともそれらしい性能の持ち主。
SGゆえに近距離であれば十二分に火力を出せるのでボス戦での後一押しが必要な時には頼りにしてみるのもいいだろう。
関連動画
NIKKE紹介 - バイパー(Viper)
コスチュームをご紹介 - トキシックラビット
コスチュームをご紹介 - シャイン・オブ・ラブ
関連イラスト
関連タグ
以下、ネタバレ注意
メインストーリー
チャプター16にて登場。
元々同行予定だったスカウティングをなんらかの手段で騙し、シュエンの指揮下でカウンターズのピルグリム捜索任務に同行。
自分たちに疑念を持った指揮官をはぐらかしつつ、土壇場で満を持して裏切り、カウンターズのニケを無力化して指揮官抹殺のお膳立てを行った。
とはいえ、クロウと同じく指揮官が死んだとは思っておらず、さらに絶望を味あわせるつもりの彼女に同調した。
その中でクロウは製造者であるシュエン及びミシリスへの怨恨を語るが、バイパーはテトラ製。
そうした恨み辛みとは違う、より深く、昏い感情を内に秘めていることをクロウに指摘されたところでチャプター16は終わる。
その後、チャプター22~24にて、エキゾチック部隊として、アークテロ事件を引き起こす。バイパーの役割は、中央政府軍のドバン副司令官へ、エンターヘヴンのリーダーE・H(エリシオン・ハーパー)の居場所をメールで教える役割を担った。
その後、各ニケ部隊から追われる身となるが、追跡してきた指揮官率いるカウンターズを妨害する。エンターヘヴンの本拠地に踏み込んだ指揮官とラピを地下へ引きずり込み足止めを行うも、形勢を逆転されるピンチに陥ったが、クロウの手助けにより逃亡。列車に乗り込み、ミシリス医療センターへ向かう。
そこへ追ってきた指揮官とカウンターズと再び対峙するも、クロウが指揮官とカウンターズに発砲(実際はゴム弾)して気絶させたあと、エレベーターを使って地上へ逃亡を図ろうとする。
だがここで、立場や方法が違うとはいえ、自分達と同じ「ニケの解放」を掲げる指揮官を、徹底的に煽って破滅に追い込もうとするクロウのやり方に疑問を感じて、苦言を呈する。バイパーの話にクロウは「毒蛇が逆に毒が回った」と言い放ち、聞く耳を持たなかった。この回答に対してバイパーはクロウに反旗を翻すことを決め、自首することを宣言。E・Hと指揮官へ自分達の現在地をメールで送信したことも話す。すぐにE・Hが現れ、クロウをしばらく足止めするも、彼女は瀕死の重傷を負っていたため、倒れてしまった。
その後、自分達を追跡してきた指揮官に対して、自首する交渉を行おうとしたが、クロウにカウンターズを殺されたと思い込んで殺意に支配された彼には聞き入れて貰えず、逆に、クロウを殺したあとに殺害することを宣言されてしまう。
同時刻、シュエンはスマートフォンのアプリを誤って操作してしまい、バイパーの首輪の起爆装置が作動。指揮官は咄嗟に彼女の首輪を外そうとするも叶わず、首輪は爆発。頭部が吹き飛んで倒れ込み、そのまま死亡したかに思われた。
実は指揮官が首輪を外そうと角度をずらしたおかげで、脳髄は無事であり、クロウが捕縛されてテロ事件が収束した後は、身体を修復された。
その後は、一定の領域を出ると自動で爆発するという、以前よりも高性能な起爆装置が装着され、エキゾチック部隊の隊長としてジャッカルと共に、それまで通りアウターリムの秩序を守る任務に就くのだった。自分達の運が強かったことへの感謝と、指揮官への想いを秘めつつ…。
関連人物
愛しのおもちゃ。
「ダーリン」という愛称で呼び、何もなければよく甘えてくるものの、有事となれば躊躇うことなく利用する。
指揮官もいいように使われているという自覚はあるものの、元々ニケに対して人並み以上に労りの姿勢を持っている上に口八丁で言いくるめられているため表立って指弾はしていないようだ。
メインストーリーでは、「ニケの解放」を貫く指揮官の想いに、いつの間にか心を動かされ、彼を「愛していた」ことに気付く。その想いは叶わなかったが、自分が再び生きていられることに対して感謝している。
口うるさい部隊長。
基本的に参謀としての役割はバイパーに一任しているが、問題が多い、あるいは気に障る内容であった場合は強く諌めることがある。バイパーからしてみれば鬱陶しい難癖に他ならず、生返事を寄越すこともしばしば。
また、上記の指揮官との関係性についても「あまり情に絆されるな」と釘を刺している。
クロウからは唯一の仲間だとも思われていたが、一方で「背後から平気でナイフで刺してくる」と内心は警戒されていた。
しかし、メインストーリーのチャプター24で、前述の通り、クロウの独善的なやり方に次第に疑問を抱くようになり、最終的に彼女と決別することになる。
バカ犬。
特段不仲というわけではないが、ジャッカル自身はクロウにべったりなため、あまり接点がない。
頭を使う分野で助力が期待できる相手ではないため、バイパーも呆れ半分でスルー気味。
ジャッカルが見当違いなことを言うたびに、やんわりと黙るように話しかけるという、事実上のツッコミ役になる。
アークでの友人のひとり。
後述する通り、前哨基地の突発イベントで、一緒にヘルムの相談に乗った。
また、限定イベント「Bunny X 777」では、一緒にバニーガールの格好をして登場している。
前哨基地の突発イベントで遭遇。
イージス部隊の諸経費を減らしたいヘルムの悩みを解決するべく、「専門家」としてルピーと共に現れて、彼女に真面目にアドバイスをする。ヘルムの悩みを解決したあとは、場所を移して3人で女子会が始まり、同席していた指揮官は置いてきぼりを食らう羽目に。