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伝説の磁力怪獣アントラー出現。

アントラーを倒すというバラージの青い石とは何か?

戦えマックス!地球を守れ!

次回ウルトラマンマックス『バラージの預言』。


2005年9月10日放送。

脚本:尾崎将也、監督・特技監督:金子修介


あらすじ編集

ある穏やかな日。ダッシュバード1号でパトロールをしていたトウマ・カイトコイシカワ・ミズキ。公園で無邪気に遊ぶ子供たちの姿を見て、「数え切れない家に、数え切れない人が住んでいる」とカイトが言う。すると突如地底から大量の砂が吹き上げて、町を破壊していった。さらに強力な磁場も発生し、ベース・タイタンのレーダーやカメラも作動せず、基地は機能不全に陥った。

カイトは磁気を調べようとしたが、ダッシュバード1号が操縦不能になってしまう。ミズキに「あれは不時着でなく墜落」と言われる始末だが、ふたりの前にアリジゴクのような怪獣が出現、二人は攻撃するも、ダッシュライザーを磁気で吸い取られてしまった。


ベース・タイタンに戻った二人。コバはミサイルでの攻撃を進言するが、エリーは磁場の影響でミサイルが誘導不能になり街に着弾するという。しかしショーン隊員は新兵器を開発していた。

するとそこへトミオカ長官とヨシナガ教授がやって来る。あの怪獣はアントラーといい、4000年前、中央アジアの太古の王国バラージを破壊したものであり、バラージの伝承では自然を破壊する人類を滅ぼすために現れたとあった。

バラージの研究者であった坂田教授の研究があったが、教授は5年前にすでに亡くなってしまっていた。


研究を知るためにカイトとミズキは飛行機や自動車が使えないため自転車を使って教授のいた大学へ向かい、そこで教授の娘である由里と出会った。由里はアントラーは自然を破壊し、地球温暖化をも引き起こしている人間への罰として現れたと言い、アントラーのおかげで飛行機も自動車も動かず東京は綺麗になったという。由里は研究が世間に認められず、父が失意の中死んでいったことで世間を憎んでいたのだった。

カイトとミズキが教授の文献を調べてみると、ノアの神なるものが授けた青い石がアントラーを追い払うという一文を発見した。青い石さえあればと思う二人だったが、実は青い石は由里が持っていたのだった。


DASHは地上でアントラーを迎え撃つことになった。ショーンの新兵器・ダッシュデリンジャーを構えるコバ。アントラーを「クワガタの化け物」といったコバに思わずショーンは「antrion、アリジゴクだよ」と訂正する。しかしアントラーにはなかなか適わない。

そんな中、病院の避難で子供たちが取り残されていることを知った由里は看護婦たちと一緒に救出に向かう。それに気づいたミズキも後を追う。子供たちの救出の中、ミズキが「バラージの青い石があれば…」ともらすと、由里はその石を差し出した。教授は、この石が人類を救うと言い残して亡くなっていたのだ。

アントラーが破壊した建物の瓦礫の下敷きになったカイトはウルトラマンマックスに変身して立ち向かう。だが、強力なパワーのアントラーに苦戦、蟻地獄に引きずり込まれるも、スピンで脱出。そのままマクシウムカノンを撃とうとするが、アントラーの磁気によりチャージ中のエネルギーを拡散されてしまい危機に陥る。


そこへ由里とミズキが青い石を持ってやってきた。教授が青い石は一種のレンズであると言っていたことを知り、ショーンはダッシュデリンジャーに青い石をセット、コバが発砲するとアントラーの動きが止まった。そのすきにマクシウムソードでアントラーの顎を切り落とし、マクシウムカノンでアントラーは爆散するのだった。


今回の一件もあって、由里は世間への憎しみを捨て去ることとした。青い石を授けたノアの神の正体はウルトラマンマックスで、過去にウルトラマンマックスも地球に来ていたのか、とミズキは言うがカイトはうっかり「そんなことはない」と失言してしまい「何で?」と突っ込まれ口をつぐむしかなかった。


余談編集

  • 由里役の藤谷文子は金子修介が監督していた平成ガメラ三部作で草薙浅黄を演じていた。
  • 初回放送時は公園で子供たちが遊んでいる描写の中で、子供たちがゴジラガメラの人形をぶつけあっている場面があった。両シリーズで作品を手掛けた金子監督ならではのお遊びだが、権利関係の事情で再放送などでは別の場面に差し替えられている。

関連タグ編集

ウルトラマンマックス


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