概要
「フューチャー・イズ・ワイルド」に登場する人類が滅亡して二億年後の昆虫(祖先は明言されていない為、どの種類かは不明)の子孫である。生息地は地殻変動で誕生したレインシャドー砂漠。
カナブンとアブを足して2で割ったような流線形の昆虫。メスしか存在しない。大きさはオーシャンフリッシュよりも小さい。足にも触角が付いていて、10km先の死骸の臭いも嗅ぎ分けられる。飛行時には折り畳むことが出来るハイテク仕様。
時速35kmで飛び回るその羽音は戦闘機さながらの迫力がある。1日で800km(砂漠の1/10の面積)も飛ぶことが出来る。でも寿命が1日とセミもびっくりな短さである。
幼虫であるグリムワームの為にハイパーケーン(最強のハリケーンで風速400km)に巻き込まれて砂漠に落下したオーシャンフリッシュの死骸を求めて飛び回る。この時点でグリムワームはバンブルビートルの体内で孵化している。
口が存在しない為、体に蓄えたエネルギー(体の4割)で生き抜くこととなる。エネルギー切れになると一部のグリムワームを消化してエネルギーに換える本末転倒な事態に陥ることも。
度々、デスボトルプラントの種運びを半強制的に手伝わさせられる。
死骸に到着するとバンブルビートルの腹が破れて中からグリムワームが出てくる。
グリムワーム
ウオノエを彷彿とさせる見た目の幼虫。口の造りが凶悪で3層のアゴとなっている。これで肉を食い千切る。
成長速度が速く、48時間で倍の大きさになる。実は単為生殖して増えることが出来、後で雄を産むことも可能。
ある程度成長すると雄は死骸を出て、近くに転がっている別の死骸に辿り着き、中にいる雌と有性生殖を行う。
交尾した雌は自分以外を骨と皮だけになるまで食べ尽くす。つまりオスは幼虫の状態で生涯を終えることとなる。
その後、夜間になるのを待ってから地面に移動して穴を掘る。そこで蛹を経てバンブルビートルになる。
作中では
オーシャンフリッシュの死骸を求めて飛び回る。先客がいたり、植物に利用されたり、同種と空中戦を繰り広げたりと困難に見舞われながらも死骸を見つけてグリムワームを降ろして力尽きる。
その一方で別のグリムワームが蛹になる為に夜間、死骸から地面に移動している。穴の掘り方がお尻から進んでいる為、全身が埋もれられるか疑問に思う人もいるとか…。
関連タグ
フューチャー・イズ・ワイルド:登場作品。
ドゥーガル・ディクソン:生みの親。
フリッシュ:幼虫の食糧兼住処。
デスボトルプラント:巧妙なトラップでおびき寄せて種運びをさせる。
デザートホッパー:同地域の住人。