概要
「フューチャー・イズ・ワイルド」では、動物だけでなく植物も進化している。
特に個性的なものは、以下の四種類である。
紅藻リーフ
この作品では珍しく、種族名は設定されていない。人類が滅亡して一億年後の紅藻の子孫でユーラシア大陸を覆う大浅海ではサンゴ礁のようなリーフを発達させている。動物(主にリーフグライダーの幼体)に養分を提供する代わりに受精を媒介させる為の花を獲得した。(現在の種類は受精を海流まかせにしている。) 赤い昆布にしか見えないのは内緒である。
スピットファイアツリー
人類が滅亡して一億年後のスピットファイアバードと共生関係にある樹で、雄花と雌花がある。それぞれ違う種類の化学物質を分泌する。これによりスピットファイアバードが酸の材料集めをする時に、花の受粉を媒介してもらうように誘導している。現代にあったら悪用されそう…。
グラスツリー
人類が滅亡して一億年後の標高1万mの高原グレートプラトーに生える草の総称(とされているが、完全版DVDでは竹の子孫)。茎は木のように硬くなっており、岩の上を這うように広がっている。また地下茎も発達し、風化により土壌が露出して斜面が崩れるのを未然に防いでいる。タンポポの様に種子には綿毛が付いており、風に乗り遠くへ運ばれる事で分布を拡大する。シルバースパイダーは巣作りと畜産用として利用する。
デスボトルプラント
先祖は不明だが落とし穴式であることからウツボカズラ辺りと考えられる。現在の食中植物との最大の違いは、現在の食中植物のほとんどが昆虫、大きくてもネズミ程度の物しか餌にしないのに対しはるかに大きな獲物を捕らえる点である。元の部分がデザートホッパーを飲み込むほどの落とし穴になっており、落ちた獲物を毒針で麻痺させてゆっくりと消化する。(穴の上に膜を張る事で地面を偽装する。穴の中は毒針だらけなので、確実に刺さる。
通常の葉の他にオーシャンフリッシュに酷似させた葉(形も色も臭いもオーシャンフリッシュの死骸そっくり。)がある。その理由は幼虫を産もうとやって来たバンブルビートルの体に種子を付け、種子を遠くへ運ばせる為である。(まず、葉に触れると穴に閉じ込める。そして、種子が付いたら弾き飛ばす。因みに種子は自家受粉で作る。)
コミック版のレインシャドー砂漠編では唯一、植物でありながらラスボスとしてデザートホッパーの前に立ちふさがる。
関連タグ
フューチャー・イズ・ワイルド:登場作品。
ドゥーガル・ディクソン:生みの親。