概要
シルバースパイダーとは「フューチャー・イズ・ワイルド」に登場する、人類が滅亡して一億年後のクモの子孫である。(具体的な種類について明記されていない。) 生息地は地殻変動でオーストラリア大陸が北アメリカ大陸(映像ソフト版)とユーラシア大陸の極東部(書籍版)に衝突して誕生した超巨大山脈グレートプラトー(Great Plateauで「巨大台地」)。
岩壁の裂け目に巣を作って暮らす社会性(いわゆる繁殖個体と非繁殖系子育て個体がいるやつでなくて、繁殖能力がある個体が一家で暮らしてて年齢に応じたカストがある側社会性と呼ばれる)のクモ。協力して谷間に巨大な網を張る。(幅30mで使われている糸の長さの合計は24kmにもなる。大枠の網の中にクモの巣をいくつも作る徹底ぶり。)成長するにつれて仕事が変わる。若い頃は体重が軽い為、グラスツリー(竹みたいな、「木本の草」で毎年「綿毛のついた種」が生える。なお筍みたいなのも生える)の種子(の綿毛)に掴まって風に乗り、谷の向こう側まで糸を渡す役目を行う。一人前になると糸を紡いで網を作る役目を、老齢になると網にかかった昆虫や種子を集めて巣穴へ運ぶ役目を行うという具合である。(若い頃の体色は銀色で、年を取るほど茶色の模様が目立つようになる。)網張り中にグレートブルーウィンドランナーによって何匹か捕らえられてしまう。
産卵できるのは女王だけ。(しかし、一つの巣穴に何匹もいる。)女王は最大のものでサッカーボールほどにもなる。
種子を集めるわけ
彼(女 雄いると思うけど映像ソフトと書籍版に出てこない)らは肉食性であるが、グラスツリーの種子を集めては巣に保存している。
その理由は主食であるポグルを肥えさせる為である。 出産間近のメスに至っては、女王グモが産卵を促す為の栄養剤としても利用される。(吸血されて終わり。)ポグル達を長い時間をかけて怠惰にした事で楽に仕留められる。
見た目こそ現在のクモと変わらない彼(女)らは、地球最後の哺乳類を手玉に取っていたのである。
作中・コミック版共に、優位に立っている。コミック版は更に、火山噴火で飢餓が発生して、共食いしあう阿鼻叫喚の地獄絵図となる。ボロボロのクモの姿は、中々ショッキングである。
関連タグ
フューチャー・イズ・ワイルド:登場作品。
ドゥーガル・ディクソン:生みの親。
クモ:ご先祖。既に何種類か「集団で営巣生活」するのがいる。
グレートブルーウィンドランナー:天敵。
ポグル:家畜。
食人鬼(約束のネバーランド):どちらも異種族を家畜として育て食べる。女王がいるのも共通。